クリンチナンバーとマジックナンバーの違いは?今年の最新パリーグ優勝予想

スポーツ

2022年プロ野球(NPB)のペナントレースもいよいよ大詰めとなりました。セリーグは、一時停滞もあったもののヤクルトが独走状態でゴール間近。パリーグは〝最終コーナー〟でも大混戦です。

プロ野球終盤戦でファンが一番気になるのが「マジックナンバー」「クリンチナンバー」そもそもこの二つの違いとは?それぞれどういう意味があるのか解説するとともに、優勝やCS戦線の「最終予想」をしてみました。

[st-kaiwa1]「クリンチ」ってのは日本語で「決着を付ける」って意味だそうです[/st-kaiwa1]

クリンチナンバーとマジックナンバーの違い

9月。毎年この時期、プロ野球ファンは毎日の試合結果にやきもきする度合いがピークになります。首位独走チームのファンの関心は「マジックナンバーがいくつ減るか」。2、3位を争ったり「団子状態」のときには「クリンチナンバーはどうなってる?」が大変気になりますね。

そもそもこの二つの「似て非なる」野球の数字、どういう意味や違いがあるのでしょうか。あらためて整理してみました。

クリンチナンバーとは

クリンチナンバーとは、現在は両リーグのクライマックスシリーズ(CS)出場に向けて「あと何試合勝てばいいか」を示す指標になっています。「CSクリンチ」とも呼ばれます。

プロ野球のセ、パ両リーグでは最終的に3位以内に入るとCS進出が決定します。これを確定するために必要な最小の勝利数を表すのがクリンチナンバーで、全球団の残り全試合の勝敗パターンを想定して算出されます。

CSクリンチはマジックナンバーと違い、各チームに開幕時から存在しシーズンが進むと減少。「0」になるとCS進出が決まり、残り試合数を超えると自力での進出がなくなります。

[st-kaiwa2 r]CS自体は色々議論あるけどね。今年も「セリーグ不要」「パリーグは納得」と分かれるかも[/st-kaiwa2]

マジックナンバーとは

マジックナンバーは「他チームの試合結果に関わらず、当該チームの優勝に繋がる勝利数」を示します。すなわち「あと何勝すれば優勝か」。日本では一般に「優勝マジック」や単にマジックとも呼ばれ、略称で「M11」のようにも表記されます。

他チームが残り試合に全勝すると仮定して、それでも当該チームが「○勝すれば優勝できる」との意味。対象となる相手チームが負けたり、引き分けたりしても減ることがあります。

NPBでは他の全チームに自力優勝の可能性がなくなった状況でのみ「点灯」するのが特徴。このため1チームでも自力優勝が復活すると消えてしまいます。

[st-kaiwa1]そういえばヤクルトも今年史上最速で点灯したけどその後二回消えた。付いたり消えたりするからマジック?[/st-kaiwa1] [st-kaiwa2 r]かつてビンゴゲームで「この数字出て!」と呪文(magic word)のように祈ったのが言葉の由来説もあるんだって[/st-kaiwa2]
x.com

事例の数字

ざっくり言うと「CS出場まであと何勝」「優勝まであと何勝」の違いがそれぞれにある、「クリンチナンバー」と「マジックナンバー」

では実際に9月12日時点でのセパ両リーグの両ナンバーの状況を見てみましょう(出典:https://freefielder.jp/)

◆セリーグ

【クリンチナンバー】ヤクルト … 1、阪神 … 10、横浜DeNA … 9.5

【マジックナンバー】ヤクルト … 11

◆パリーグ

【クリンチナンバー】オリックス … 9、ロッテ … 16、楽天 … 13.5、ソフトバンク … 11.5、西武 … 9

【マジックナンバー】どのチームもまだ点灯せず

[st-kaiwa1]ちなみに広島、中日、日ハムは優勝完全消滅。自力CSが消滅したのは巨人、広島、中日、日ハムだ[/st-kaiwa1]

最新パリーグ優勝予想

今ファンの最大関心事「クリンチナンバー」「マジックナンバー」の違いをご紹介しましたが、各チーム残り10数試合となった中で、解説者やメディアの優勝予想はどうなっているのでしょうか。

セリーグについては、お示ししたとおりヤクルトのマジックが11まで減っていますので、優勝は時間の問題。一方パリーグはCS進出可能性があるチームが何と5球団。とても「優勝がどこか?」は見通せない超大混戦です。

さすがにこの期に及んで予想している解説者やメディアはないようですが、しばらく前、7月頃に後半戦予想を披露した解説者のYouTubeから、参考になりそうな話題を探してみました。

◆江川卓

・楽天の失速は驚いた。左打者がほとんどなのでいい左投手に当たると率が下がったか。

・西武もそうだが、最近はシーズン半ばで外国人などが次々補強されることも大きい。

・ロッテは佐々木朗希のローテが長かったため接戦を落としがち。

・秋は悪天候も多くドーム球場の有無も影響。残り試合ができるだけ多い方が有利ではある。

・パリーグはまだ二波乱はありそう。

江川さんご指摘通り、まさに波瀾万丈の2022パリーグ。9月12日時点では、CSクリンチは西武とオリックスの9が最少なものの、残り試合数もこの両チームは13で最少です。

残りが最も多いのはソフトバンクの18試合。負け数もリーグ最少であり、データ上は「優勝に一番近い」といえるかもしれません。様々な要素が絡み非常に難しい所ですが、当サイト筆者はズバリ「優勝ソフトバンク、2位西武、3位楽天」と(期待込みでw)予想したいと思います。

[st-kaiwa2 r]このままだと「143試合目決着」だってあるかも……おなか痛りそうww[/st-kaiwa2]

まとめ

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-hand-o-right” fontsize=”90″
fontweight=”bold” bgcolor=”#212121″ color=”#ffffff” margin=”0 0 0
0″]要約しますと[/st-minihukidashi]
  • NPBセパ両リーグ2022がいよいよ最終盤。気になるクリンチ・マジック
  • クリンチはCS出場、マジックは優勝まで「あと○勝」を示すナンバー
  • セはヤクルトM11。大混戦パは5球団がCS可能性。優勝はSB?西武?
[st-mybox title=”関連” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#ccc”
bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″
titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px
0″] あなたへのおすすめ記事
https://umifesta-kyoto.com/aaron-judge/
[/st-mybox]
タイトルとURLをコピーしました