9チームが早々と1位指名を公表するなど今年のドラフト会議は、異常です。
以前からドラフト会議はおかしいと批判があり、なぜサッカーやほかのスポーツにはなく野球だけなのかという疑問もあります。
以上をまとめて、この機会にドラフト会議についてじっくり考えてみました。
ドラフト会議はおかしい!サッカーはないのに
選手の球団選択の自由を奪うドラフト会議はおかしい!サッカーなどにはないのに!という批判がいつも出てきます。
SNSで見てみましょう。
[st-kaiwa3] ドラフト会議ってマジで頭おかしいよね
1人の人間の人生をくじ引きで決めるってどうかしてるよ
それをおもしろおかしく見てる大人たちも気持ち悪い
[/st-kaiwa3] 引用:https://twitter.com/kaga_ak1/status/1582862327061233666
[st-kaiwa4] 9球団が指名予告発表する今年のドラフト会議なんかおかしいよな
会議の意味ない気さえしてしまう
[/st-kaiwa4] 引用:https://twitter.com/by_bytheway/status/1582675568470167552
[/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/messiahtam/status/1580693739575472128 [st-kaiwa6] 日本シリーズ 毎年思う。CS終わってからの間が長い。日本シリーズ前にドラフト会議って絶対おかしい。順番逆や。
[/st-kaiwa6] 引用:https://twitter.com/SakuraDetm/status/1582359629111398400
おかしいとされる点
選手の球団選択の自由
ドラフト会議は、チーム間の戦力の均衡と契約金の高騰の抑制を目的としており、リーグの利益のために、個々の選手の球団選択の自由の権利が制限されています。
欧州では禁止されており、自由競争の元で選手の獲得が行われています。
指名の際の選手の順位付け
指名選手が、「Aチームのドラフト○位」や「ドラフト全体順位○位」といったように順位付けされるため、即戦力としてのそれぞれの選手の評価が公開されてしまう。
低順位であれば、当面の評価や期待値が低い選手であると見なされる。
ドラフト会議なぜ必要?
ドラフト会議とは、プロスポーツリーグにおいて、主として新人選手(選手との交渉契約権)を各チームに振り分けるために行う会議です。
ドラフト制度の目的はチーム間の戦力の均衡と契約金の高騰の抑制です。
ドラフト制度がない欧州のサッカーリーグでは、資金のあるチームが有力選手を超高額な契約金で集め、資金力のないチームは、なかなか上位には上がれないということも起こっています。
NBLでのドラフト会議では、
1巡目(ドラフト1位) ドラフト会議では、「ドラフト1位」と言われる1巡目の選手はセ・リーグ6位から順に入札を行い、指名が重複した場合に抽選を行います。
2巡目(ウェーバー方式)では6位(最下位)チームから順に指名します。
3巡目(逆ウェーバー方式)では逆に1位のチームから順に指名します。
4巡目以降は、ウェーバー方式と逆ウェーバー方式で交互に行われます。
【今日⚾️運命の1日】
📺今日午後4時50分
『プロ野球ドラフト会議』
📺今日よる7時
『速報ドラフト会議 THE 運命の1日』#TBS 系列生中継MC #中居正広 さん#江藤愛 アナ
<出演>#古田敦也 さん#斎藤佑樹 さん ほか#新庄剛志 監督緊急生出演🙌 pic.twitter.com/ae6ODX7dJn— TBSプロ野球ドラフト⚾️【公式】今日はドラフトの日 (@tbs_draft) October 20, 2022
[st-kaiwa2 r] 18歳で選別、評価されるなんてかわいそう [/st-kaiwa2]
他のスポーツでは?
ドラフト会議が行われている主な国、競技の種類を一覧にしました。
アメリカのプロフットボールリーグNFLが最初に採用したため、北米4大プロスポーツであるフットボール、ベースボール、バスケットボール、アイスホッケーの各リーグで採用されています。
日本では、現在野球だけで採用されています。
プロバスケットボール
過去には、2005年から日本のプロバスケットボールのbjリーグで、実施されていましたが、多くの球団が経営難ゆえにA契約(最低年俸300万円保障)を控えようとしたことや、新入チームを優先するための、エクスパンションにより、既存チームが上位指名できない状況が続いたため、ドラフトで1人も指名しないチームが存在するようになり、またNBLへの移行もあり、2013年には、JBL所属選手が1人も指名されなかったということが起こりました。
そして、2016年にbjリーグとNBLが統合して発足したB.LEAGUEでは、ドラフト制度は導入されていません。
サッカー
マーケットの大きさが国単位で収まる野球と違い、欧州だけでなく、世界という桁の違いの大きさのため、対象となる有力選手はドラフト会議で、検討できる数をはるかに超えており、実務的に無理と考えられます。
サッカーのもっとも盛んなヨーロッパでは、そもそもドラフト制度が禁止されており、自由競争となっています。
勝ちたかったら、金持っているスポンサー見つけて、いい選手や監督集めて勝てばいいじゃないかとの考えで、日本のプロサッカーリーグも、チームの力を均衡にして共存共栄を図ろうという野球界とは一線を画しているようです。
比較的小さなマーケットで収まり、興行面で、1強では、面白くないためチームの均衡を図る必要がある、契約金の高騰を防ぎたいなど野球特有のドラフト会議の価値があります。
[st-kaiwa1]それでも本当に均衡したんかわからへん! [/st-kaiwa1]- ドラフト会議はおかしいとの批判が特に今年は多い
- ドラフト会議が行われている主な国、競技の種類を一覧にした
- ほかのスポーツにはなくドラフト会議が野球だけにある理由を挙げた
https://umifesta-kyoto.com/draft-meetings-no-1-pick-early-announce/
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