みなさん、テレビドラマ観ていますか?
娯楽の種類が多くなりテレビを観なくなった人が増えていると言われていますが
今やテレビドラマはリアルタイムだけでなく見逃し配信や一挙見放送やYouTube、SNSなどいろんな形で楽しむことができるものになりました。
ここでは今期放送のドラマの中からおすすめドラマを3作品ピックアップしました。
題して
「絶対泣けるドラマ2022年3選!silentは何位?」
おうち時間をドラマの世界にどっぷりつかって過ごしてみてはいかがですか?
[st-kaiwa1]家なら誰の目も気にせず泣きたい放題!
涙活で心をリフレッシュさせたろ~[/st-kaiwa1]
泣けるドラマ2022年3選
ドラマを見ていて涙を流したことがある人は多くいると思います。
涙があふれるような気持ちを「琴線に触れる」という表現をしますが
これは自分の心の奥底にある「物事に感動したり共感する感情」が
まるで琴の糸が弾かれた時のようにこぼれ出ること。
物語の主人公に自分自身を重ね合わせてみたり
主人公への気持ちや慈しみに感激したり想いを馳せたりしながら
時に自分自身を振り返ってみたり懐かしんでみたり。
泣けると言っても悲しい、かわいそう、辛いという涙ではなく
思いやりの気持ちだったり切なさや愛情を感じられるシーンや相手を思いやる台詞に涙が止まらなくなってしまう
そんな「2022年泣けるドラマ」を3作品ご紹介します。
3位:束の間の一花
主演:京本大我(SixTONES)藤原さくら
千田原一花(演:藤原さくら)は高校2年生の春、医師から余命2年の宣告を受けていた。
いつ終わりを迎えるか分からない日々を過ごしていた一花の前に現われたのは
大学の哲学講師の萬木昭史(演:京本大我)。
萬木が話す「生きる意味」に一花は「生きる希望」を見出すのだが、ある日突然萬木は大学を辞めて一花の前からいなくなってしまう。
再会した萬木は一花に「死ぬんだってさ、俺」と話す。
奇しくも余命宣告をされた一花と萬木だが
萬木に自分の病気のことは言えないまま、自分が先生の生きる力になればいいと決心した一花。
病気のことは隠しながらずっと一緒にいたいと願う一花。
「未来の約束ができるなんて思わなかった、ありがとう」と一花に言う萬木。
「でも俺がいなくなった時その未来はどうなってしまうんだろうって。悲しませることになってももう何もできない。今が楽しいだけでいいのかな…」
萬木の話す言葉を聞いているだけの一花の気持ちを考えると苦しく切なくなります。
他の人にはわからない痛みを分かち合いながら
お互いが生きる希望になろうとする2人とそんな2人を見守る人々。
命の終わりを考えつつも何気ない日常を大切に生きる2人の恋と生活を描いた『束の間の一花』は
柔らかく優しく心に残る言葉とともに私たちの傍にいるようなドラマです。
人生の中で「束の間」かもしれない時間は
もしかしたらずっと心の中に残る「永遠」なのかもしれないと感じるおすすめドラマです。
『束の間の一花』前半ダイジェストはこちら
https://youtu.be/PhEm4zV0vU0
2位:PICU 小児集中治療室
主演:吉沢亮、安田顕、木村文乃
大規模なPICU(小児専門集中治療室)の運営は極めて困難と言われてきた北海道で
駆け出しの小児科医が先輩医師らとともにどんな子でも受け入れられるPICUをつくり医療用ジェット機の運用を可能にするために奮闘するドラマです。
北海道で生まれ育った志子田(演:吉沢亮)は丘珠病院に勤務する小児科医。
幼い頃父親を亡くし、バスガイドをしながら女手一つで育ててくれた母との2人暮らしのため
実家から通えて安定した生活を望んでいます。
志子田は優しく不器用で純粋で涙もろく、医療現場ではどちらかと言えば頼りない存在でしたが
新設されたPICUへの異動で植野(演:安田顕)と出会い、重篤な症状の子どもと向き合うなかで
少しずつ成長していく志子田とスタッフの姿を実直に描いたドラマです。
命のリミットと格闘する医師の姿や尊い小さな命とその家族の現実に真正面から向き合った『PIUC』の脚本は
『アライブがん専門医のカルテ』を手がけた倉光泰子さん。
そして演出は『監察医 朝顔』の平野眞さんという温かく誠実な作品であり
描く内容は今現在もどこかで直面している医療の実情のように思います。
しこちゃん先生が悩み、考え、苦しむ姿が多くの人にとって希望や救いになる
そんな気持ちになり自然と熱いものがこみあげてくるドラマです。
『PICU 小児集中治療室』の第1話ダイジェストはこちら
https://youtu.be/H2EH5Z1lyrw
1位:silent
主演:川口春奈・目黒連(Snow Man)・鈴鹿央士
青葉紬(演:川口春奈)は高校2年生の秋、壇上で作文を読む男子生徒・佐倉想(演:目黒連)の声に惹かれ心を奪われる。
中学からの幼なじみの戸川湊斗(演:鈴鹿央士)の紹介もあり、3年生になり同じクラスになった紬と想は音楽という共通の趣味をきっかけにどんどん仲良くなる。
それは愛おしくかけがえのない時間。
大学生になり東京と群馬で離れ離れになるも何も心配することはないと思っていた紬だが
突然一方的に想からLINEで別れを告げられてしまう。
8年が経ち、紬はCDショップで働き湊斗と幸せな日々を送りながら2人の将来を考えていた。
そんな時偶然駅で想の姿を見かけ紬は声をかけるが想は振り返らない。
なぜなら想の耳はもう紬の声を聴くことができないから。
『silent』第1話の予告はこちら
https://youtu.be/Ejc-TsLcSBg
silentが泣ける理由
一生懸けて愛したいと思えた恋人・想との突然の別れを経験した紬と再会した想。
想が聴力を失っていることを知った紬、2人の8年間のラブストーリー
という『silent』の設定は特に新しさがあるわけでもなく正直前評判としてあまり注目されてはいませんでした。
しかし初回オンエア後から「泣ける!」「切ない!」「演技がすごい!」と話題になり
Tverでの見逃し配信再生回数が民放歴代最多となるほどの大反響となっています。
ここでは私自身が考える『silent』の泣ける理由を3つあげてみました。
共感できるリアルな言葉
『silent』を見ていると紬が「あ、そうか」とか「うん、そうだね」「え…」という言葉を多く話します。
湊斗はあまり多くの言葉を話さず、短文で会話します。
これは脚本の生方美久さんやプロデューサーの村瀬健さんがこだわった部分で
普段私たちが喋る時に無意識に「でも」とか「うーん」など言うように
登場人物の台詞であってもその方が自然だと思ってあえて入れているのだそうです。
またこのドラマは当て書き(その役を演じる俳優を決めてから脚本を書くこと)だったそうで
俳優さんのインタビュー映像を見て素の喋り方やトーンを反映させるようにしたそうです。
『silent』の台詞はゆっくりとしたトーンの会話で
ふんわりと投げた風船をキャッチするかのようにお互いが同じ言葉を繰り返したり
倒置法のように動詞が先に来る話し方や逆説になっている台詞が多くあります。
こういう会話が本当に登場人物たちが話しているように感じて
ドラマでありながらどこかリアルを感じる部分はここにあるのだと思います。
私たちが今いる世界と同じどこかで起きていること
『silent』では主人公の紬が働くCDショップが実際の渋谷タワーレコード店であったり、
小田急線・世田谷代田駅など実在の場所が実名で登場しています。
これは村瀬プロデューサーのこだわりで
「この物語は、今この東京で起きているんだ」と視聴者の方に伝えたかったからだと言っています。
場所だけでなく実際のLINEや音声認識アプリの「UDトーク」を使って想と紬や湊斗が会話していますが
実際使用可能なツールです。
またドラマの中で高校生の想が好きな音楽としてスピッツの曲を聴いているのですが
「ハチクロ(ハチミツとクローバー)」は当時大ヒットしていてあまり詳しくない紬も想に近づくことができるなって思えたり
想の好きなものを知ることで紬がどんどん好きになっていく様子が想像できました。
紬の高校生の頃を回想するシーンでは
「名前を呼びたくなる後ろ姿だった。卒業まであと何回名前を呼べるだろう。このまま友達のままだったらあと何回だろう」とか
「今思えば学校っていうのは凄い場所だった。嫌でも週5で行く場所で、嫌でも週5で好きな人に会える場所だった」なんて
誰もが一度は感じた感覚をストレートに呼び起こしてくれるシーンでした。
その後、高校生の想や湊斗が思い返す高校生の頃の自分たちや紬をみる想いなど
甘酸っぱい切ない記憶がドラマを観ている自分の思い出と重なったりする部分も涙を誘う要因なのかなと思います。
静かなドラマゆえに画面に注目し考える
聴覚に障害のある想は喋れるけど喋りません。
コミニュケーションは手話かスマホアプリのUDトークやLINEです。
カフェやファミレスのシーンでは紬は話しながら手話を使いますが想は手話で紬と話します。
ドラマでよくあるようなBGMもほとんどなく、おそらく想がいる音のないサイレントな世界を表しているのでしょう。
同じようにろう者の奈々との会話も手話なので内容は字幕と演者の表情や仕草から感じ取るものが多いです。
その分私たちはながら見すると話の展開がわからなくなってしまったり大切な部分に気付けなかったりしてしまいます。
通常のドラマを見るよりも画面に集中し、世界に入り込みながらドラマの世界に没入します。
言ってみればドラマタイトルそのもののサイレントなドラマです。
今は情報過多でいろんな効果音を交えた映像が多いように思います。
それはそれで良いものもあるのですが、サイレントで静かな時間ゆえの集中力が
より登場人物に感情移入しやすく、台詞のひとつひとつが響いてくるのではと思います。
silentの感想まとめ
[st-kaiwa3]silent見終わったꕀ 泣けるわほんとに… 10年ぶりくらいにドラマ 観てる…それくらい泣ける[/st-kaiwa3] 引用:https://twitter.com/chan__chacha/status/1591052334221910016? [st-kaiwa4]3人の気持ちの振れ幅が凄すぎる!言葉の伏線がたくさんあって深くて泣ける 想のキラキラの刺激的な優しさも 湊斗のポワポワの居心地良い優しさもどちらも良くて、選べないし、失いたくないよね…[/st-kaiwa4] 引用:https://twitter.com/gojyodan2/status/1588315414358274048? [st-kaiwa5]silentに感化されて狂うほどスピッツ聴き始めたんだけど改めてスピッツの楓聴くと佐倉くんと歌詞がマッチしすぎて泣ける[/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/5jz5K/status/1580875468357931008? [st-kaiwa6]なんだこのドラマ。めっちゃ泣ける。多くの方から支持を受けている作品だと納得した。おれ、音楽のある日常を過ごせて友達と話せるだけで超幸せじゃん。自分がいかに幸せであるかを気づかせてくれたドラマ[/st-kaiwa6] 引用: https://twitter.com/doragondash10/status/1589871963501375488?まとめ
絶対泣けるドラマ2022年3選!silentは何位?
について調べたことをまとめてみました。
- 2022年泣けるドラマベスト3は1位:silent 2位:PICU 3位:束の間の一花
- ダントツに泣けるドラマは『silent』聴覚を失った目黒連さんのこらえきれない表情と現実をまっすぐ見据える川口春奈さんの演技、恋愛だけでなく男同士の友情、それぞれの思いやる気持ちに涙する人が多い
- 共感できるリアルな台詞や自分たちと同じ世界に生きていると思わせる設定、音のない世界は寂しい世界ではないと教えてくれる『silent』はTverでの見逃し配信再生回数が民放歴代最多となるほどの大反響ドラマ