春の山菜採りに注意!間違えやすい有毒植物一覧「ソロキャンプでは命取りに!」 

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2023年の冬は10年に1度の猛寒波と言われ、日本列島大変な事態となっています。
春はそこまで来ているのに。

極寒の後に訪れる若芽が噴き出る時は、皆、反動で、野山に、キャンプにと繰り出すのでしょう。
折しも、食材の値上げが相次ぎ、家庭を守る主婦たちは悲鳴を上げています。
そこで道端の美味しそうな山菜に手が伸びます。
しかし、ちょっと待ってください。毎年誤食による犠牲者が後を絶ちません。

春の山菜採りに注意!間違えやすい有毒植物を一覧します。

キャンプ地で発症してしまったら、救急車の到着も遅いだろうし、テントの中でひっそりと、…てなこともあり得ます。今、人気のソロキャンプでは助からないことも想定して、危機管理をしてください。
(NHKラジオ・カルチャーラジオ「植物と人類の歩み⑫」、長野県HP,東京都健康安全センターHP等参照)
[st-kaiwa1]ソロキャンプで誤食したら、誰も助けてくれへんで! [/st-kaiwa1]

山菜取りで間違えやすい有毒植物による事故

まず毎年発生している春の山菜採りでの有毒植物による事故を一覧します。

有毒のスズランやイヌサフランをギョウジャニンニクと誤認
2017 年 5 月、北海道で庭に生えていた「イヌサフラン」を「ギョウジャニンニク」と間違えて食べたことによる死亡事故が発生しました。
スズランの赤い実を子供が口にしての死亡事故が全米にある毒物中毒センターには、毎年多数報告されている

有毒のコバイケイソウをオオバギボウシと誤認
平成7年には山梨県の清里高原で、キャンプ中の昼食でオオバギボウシと間違えてコバイケイソウを料理して、事故が起きた事がありました。

ドクゼリをセリと誤認
平成4年仙台市では、採ったドクゼリを職場で供し、食べた36人中33名が2時間後に発症、そのうち4名は呼吸停止状態の重篤な症状となった

有毒のトリカブトをニリンソウと誤認
山林でニリンソウと誤ってトリカブトを採取し、自宅で調理して家族3名で喫食したところ、喫食した全員が中毒症状を呈し、うち2名が死亡した。

有毒のスイセンをニラと誤認
2017 年 5 月、長野市でスイセン類を食用のニラと誤食したことによる食中毒が 2 件発生しました。

間違いやすい山菜の有毒植物一覧

日本三大有毒植物から見て行きましょう。

毒ゼリ

(特徴)原産地はアメリカ…アメリカでは最も危険な植物と言われている。
(症状)痙攣、呼吸困難、嘔吐、下痢、腹痛、眩暈、意識障害。
(症例)皮膚からも吸収されやすいので注意。
・春の七草のひとつセリと生息地も混在しているために、誤食が絶えない。
・地下茎をワサビと間違えて、死亡例もあります。

トリカブト

(特徴)日本全国に分布。園芸店で普通に売られている。
芽吹きはヨモギなどに似ている。ニリンソウモミジガサと誤認されることも。
(症状)致死性の高い強力な毒。
嘔吐、呼吸困難、臓器不全、心室細動、心停止。
毒は即効性があり、経口後、数十秒で死ぬこともある。
推理小説や、殺人事件で使用されたことも。

どくうつぎ

(特徴)日本に自生。北海道、近畿以東に分布。
世界に飛び地のように分布している。
甘いが猛毒である。
(症状)嘔吐、全身麻痺。
花は4月から5月に咲き、果実は初め赤く、後に黒紫色に熟します。実は美しく、甘みもあるので食用と間違える事故が多発しています。

そのほかにも数々あります。

スズラン

(特徴)ギョウジャニンニクと若芽が似ている。
毒は全草に含まれる。
特に花と根。
(症状)嘔吐、頭痛、めまい、血圧低下、心臓麻痺
(致死量)体重1kg当たり.0.3mg
よって、体重50kgは15mg
5歳の子ども17kgだと、5.1mg
猫3kgなら0.9mg
かなり危険です。

バイケイソウ

(特徴)山地、亜高山地帯に分布する。
芽生えがギョウジャニンニクと似ている。
(症状)血圧低下、意識喪失

福寿草

(特徴)芽を出したばかりはフキノトウと誤食あり。
若葉はヨモギに似ている。
(症状)嘔吐、呼吸困難、心臓麻痺

夾竹桃(キョウチクトウ)

(特徴)名前の由来は葉がに似ている。花がに似ている。
枝を折った時に出る白い汁は有毒。
花、葉、枝、根、果実すべて毒。腐敗土も毒。
(症状)嘔気、嘔吐、四肢脱力、倦怠感、下痢、非回転性めまい、腹痛
(症例)
・1877年西南戦争の折に官軍兵が箸代わりに使い中毒。
・フランスでは串焼きの串に使い、死亡。
・2017年香川県高松市では2年の児童2人が葉を3~5枚食べて、吐き気、腹痛。

スイセン

葉、鱗茎などを誤食する。ノビルの鱗茎と間違えたり、葉をニラと間違える。
症状は、おう吐、胃腸炎、下痢、頭痛などです。
[st-kaiwa2 r]自然を甘く見ちゃあひどい目にあうのね! [/st-kaiwa2]

山菜の誤食へのSNSの反応

[st-kaiwa3] トリカブトはその全てに強力な毒を持ち、山菜採りの人の誤食事故が起きています。
皮膚からも吸収されるので素手で触るのも危険。
狩猟や暗殺にも使われたトリカブト。
美しい花の形が西洋の騎士の兜に似ているので花言葉はお題の通り「騎士道」。
ちょっと意外ですね
[/st-kaiwa3] 引用:https://twitter.com/mokkilife/status/1435739738200162306
[st-kaiwa4] 中央バイケイソウは県によって異なるがレッドリストに指定され絶滅を危惧されるが、ある山菜に似ているため毎年のように誤食されまた数を減らし、
誤食者を中毒死させる、
[/st-kaiwa4] 引用: https://twitter.com/PlaPhoto72/status/1019551372994174977
[st-kaiwa5] フクジュソウは、北海道から九州にかけて自生する多年草。旧暦の正月ごろに開花するため元日草とも呼ばれます。全草有毒ですが、花芽をフキノトウと間違えたり、新芽をヨモギと間違うそうです。毎年、有毒植物の誤食事故が起こっています。山菜取りは、気を付けてほしいです。
[/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/XhgEXZMrNFYKh5m/status/1498808836941291522
[st-kaiwa6] この時期は山菜の誤食による食中毒がよくあります。
ニリンソウとトリカブト、この二種は葉の形が似ていて、ニリンソウは食べられますが、トリカブトは猛毒です。
花の時期は、ニリンソウは今が見頃で、トリカブトは秋頃です。(白い花がニリンソウ、紫の花がトリカブト)
[/st-kaiwa6] 引用:https://twitter.com/N_Karasugawa/status/1389107089776152580

まとめ

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-hand-o-right” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#212121″ color=”#ffffff” margin=”0 0 0 0″]わかりやすくまとめると[/st-minihukidashi]
  • 山菜採りで間違えやすい有毒植物一覧した
  • 山菜誤食での5つの事故例を挙げた
  • 中途半端な知識での山菜取りは命取りになることも!
[st-kaiwa2 r] 今晩のおかずにして節約できると思ってかえって、高くついたりして![/st-kaiwa2] [st-mybox title=”関連” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#ccc” bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″] この記事を見ている人は以下の記事も見ています
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