スポーツ

世界柔道選手権の賞金と配分は?

10月6日~10月13日に2022年世界柔道選手権大会がウズベキスタンのタシケントで開催されます。

2017年11月の世界選手権(無差別)でIJF(国際柔道連盟)ワールド柔道ツアーとして初めて、優勝者に8万ユーロ、2位に4万ユーロ、3位に2万ユーロの賞金が用意されました。

今回の世界柔道選手権の賞金と配分はどうなっているのでしょう?

柔道に賞金は似合わない気がせんでもないが

世界柔道選手権の賞金と配分

2022年世界柔道選手権の賞金と配分をまとめます。

2022年世界柔道選手権大会(第38回世界柔道選手権大会)の賞金総額は99万8000ユーロとのことで、2021年のハンガリー大会と同額となっています。
男女個人の階級はそれぞれ7で、男女混合チームは1と数も変わっていませんので、今回も2021年と同様に配分されるものと思われます。

2014年の世界選手権からは、メダリストの他にそのコーチにも賞金が支給されることになっています。
メダリストついての賞金額と、選手個人、コーチに対する賞金額を一覧表にしました(€=ユーロ)。

メダル個人(男女)男女混合チーム
トータル選手コーチトータル選手コーチ
26000€20800€5200€90000€72000€18000€
15000€12000€3000€60000€48000€12000€
8000€6400€1600€25000€20000€5000€

金メダリストは、男女とも20,800 €(約298万円)、金メダルチームの選手には全体で72,000 €(約1031万円)の賞金が出るということになります。

次に賞金総額との関係を見ておきます、
銅メダルは、テニスなどとは違い各階級2という点に注意が必要です。

メダル個人(男女)男女混合チーム
トータルメダル数総額トータルメダル数
26000€14364000€90000€190000€
15000€14210000€60000€160000€
8000€28224000€25000€250000€
総計798000€200000€

個人の賞金総額798,000 €と、チームの賞金総額200,000 €を合わせると、998,000 €となり大会総額とぴったり一致します。

コーチに賞金がでるなんて!柔道だけなんでや?

出場しただけでは賞金はでない?

メダリストの選手とコーチの賞金で大会賞金の総額に達しますので、それ以外の選手にはIJFから、一切出ないということになります。

テニスのように、大会参加すれば、予選で負けても賞金が出る大会と大きな違いがあります。
なにしろメダリストになるならないで、大きな違いがあることになります。

スポンサーがどれだけついている競技かということなん?

賞金が出ない大会も

世界選手権を含めIJF(国際柔道連盟)ワールド柔道ツアーの以下の大会ではメダリストとそのコーチに賞金がでます。

ワールドマスターズ(世界ランキング上位36名に出場資格)
グランドスラム(フランス、アゼルバイジャン、ロシア、UAE、ドイツ、日本で行われる6大会)
グランプリ(グランドスラムに次ぐ大会。ハンガリーなどで行われる約10大会)

しかし、国際大会での最上位にあるオリンピック(IJFには属さない)では、特に日本の場合、メダリストにも、報奨金がでません。

他の競技であれば、日本でも、東京五輪の場合、金メダルでは、テニスなら800万円、バドミントン・卓球・空手なら1000万円、陸上・ゴルフ・馬術に至っては2000万円の報奨金が各競技団体から支給されることになっています。

他スポーツの世界選手権は賞金でる?

バドミントン世界選手権の優勝賞金など賞金は以下となっています。
賞金総額
1,500,000ドル
優勝賞金
シングルス(男子・女子):120,000ドル
ダブルス(男子・女子・混合):126,000ドル

ゴルフフィギュアスケートはもちろん、レスリング陸上競技などの世界選手権でも、賞金がでます。
陸上競技では、世界記録が出た場合、大きく上積みされることにもなります。

そらやる気になるわな

まとめ

わかりやすくまとめると

  • 世界柔道選手権の賞金と配分を詳細に明らかにした
  • 日本では、オリンピックで、金メダルをとっても報奨金がでないなど、柔道の賞金は他競技と比較すると低額である
  • 他スポーツの世界選手権でも、ほとんど賞金は出るが、競技ごとの差が極めて大きい
高額だと柔道という道に反するのかも?

関連

この記事を見ている人は以下の記事も見ています

-スポーツ

© 2023 ライブ中継マニア!