7月19日藤浪晋太郎のアスレチックスからオリオールズへの電撃移籍がありました。
最下位のチームから首位のチームへの移籍であります。
今までのチームでは周りのピッチャーがひどかったので、悪い部分より、良い部分が目立って、
比較的良い印象を与えてきました。
例えば、球速。
しかし、これからは最下位の気楽さはなく、1試合1試合責任の重さが違います。
失敗すれば、ファンの恨みはアスレチックスでは経験したことのないレベルになるでしょう。
その反面、これからの活躍次第では大リーグ優勝争いに参加し、日本人選手として、名前を残すかもしれません。
藤浪晋太郎のオリオールズの立ち位置と移籍に対するファンの反応を見てみましょう。

オリオールズ投手陣の現在の成績は?
オリオールズの現在の投手成績を見ておきましょう。
オリオールズのハイド監督は中継ぎを補強したようなので、ほとんど先発経験のない投手を選んで、記載しました。(2023年7月22日現在、藤浪投手を含む)
投手 | 防御率 | 登板 | 勝 | 敗 | ホールド | セーブ | 与死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
藤浪晋太郎 | 9.35 | 29 | 5 | 7 | 2 | 0 | 5 |
オースティン・プルイット | 2.93 | 23 | 1 | 5 | 2 | 0 | 0 |
ジェームス・キャプリーリアン | 6.34 | 14 | 2 | 6 | 0 | 0 | 5 |
アダム・オラー | 10.07 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 |
JP・シアーズ | 4.09 | 17 | 1 | 6 | 0 | 0 | 8 |
カイル・ミュラー | 7.79 | 11 | 1 | 4 | 0 | 0 | 3 |
リチャード・ラブレディ | 4.43 | 26 | 0 | 3 | 4 | 0 | 2 |
ルイス・メディナ | 6.37 | 11 | 2 | 7 | 0 | 0 | 1 |
ドリュー・ルシンスキー | 9.00 | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 |
リコ・ガルシア | 8.31 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
メイソン・ミラー | 3.38 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
ポール・ブラックバーン | 4.50 | 7 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
サム・モール | 4.65 | 36 | 0 | 3 | 5 | 1 | 6 |
ザック・ジャクソン | 2.50 | 19 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 |
ホーガン・ハリス | 6.07 | 9 | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 |
ケン・ウォルディチャック | 6.62 | 20 | 2 | 5 | 0 | 1 | 5 |
トレバー・メイ | 5.16 | 25 | 2 | 4 | 1 | 6 | 3 |
サムエル・ロング | 3.66 | 25 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 |
ルーカス・エルセグ | 4.84 | 19 | 2 | 0 | 3 | 0 | 3 |
やはり、藤浪投手の投球回数49.1に対する与四球30と与死球5の多さが目立ちます。
ハイド監督がどのように藤浪晋太郎の長所を引き出すか見ものです。
オリオールズへ電撃移籍の藤浪晋太郎 遠征先でチームに合流 新背番号は「14」#藤浪晋太郎 #オリオールズ #Birdland #mlbjp https://t.co/ybbr4zHJKf
— 日刊スポーツ (@nikkansports) July 21, 2023
ワールドシリーズに参加した日本人投手とその成績
年度 | チーム | 名前 | 防御率 | 世界一 |
---|---|---|---|---|
1998 | ヤンキース | 伊良部秀輝 | 登板なし | 〇 |
2007 | レッドソックス | 松坂大輔 | 3.38 | 〇 |
2007 | レッドソックス | 岡島秀樹 | 7.36 | 〇 |
2013 | レッドソックス | 田沢純一 | 0.00 | 〇 |
2013 | レッドソックス | 上原浩治 | 0.00 | 〇 |
2017 | ドジャーズ | ダルビッシュ | 21.6 | |
2017 | ドジャーズ | 前田健太 | 1.59 | |
2018 | ドジャーズ | 前田健太 | 3.00 |
7投手が出場しています。レッドソックスとドジャーズが目立ちます。一番近いところでは、ドジャーズの前田健太投手の2回が目を引きます。
昔と比べると、ワールドシリーズに参加できる日本人選手は珍しくなくなってきましたね。

オリオールズの現在のMLB順位
2023年7月22日現在の順位は以下となっています。
ア・リーグ東地区
試合 | 勝 | 敗 | 勝率 | 差 | |
---|---|---|---|---|---|
オリオールズ | 96 | 59 | 37 | 0.615 | |
レイズ | 100 | 60 | 40 | 0.600 | 1 |
ブルージェイズ | 97 | 54 | 43 | 0.557 | 4.5 |
レッドソックス | 97 | 51 | 46 | 0.526 | 3 |
ヤンキース | 97 | 50 | 47 | 0.515 | 1 |
ア・リーグ西地区
試合 | 勝 | 敗 | 勝率 | 差 | |
---|---|---|---|---|---|
レンジャーズ | 97 | 58 | 39 | 0.598 | |
アストロズ | 97 | 54 | 43 | 0.557 | 4 |
エンゼルス | 97 | 49 | 48 | 0.505 | 5 |
マリナーズ | 96 | 48 | 48 | 0.500 | 0.5 |
アスレチックス | 99 | 27 | 72 | 0.273 | 22.5 |
MLBは全162試合ですので、残り62~66試合です。
ア・リーグ東地区は首位オリオールズと最下位ヤンキースの差が9.5ゲームです。
最下位ヤンキースが、とんでもない補強をすれば、大逆転もあるかもしれません。
ア・リーグ東地区の駆け引き攻防はまだまだあるでしょう。
一方、ア・リーグ西地区の藤浪晋太郎が所属していたアスレチックスの首位との差は32.5です。
アスレチックス残り試合を考えると、優勝争いというよりも、来季への改革、展望の時期となっていたため、放出を決めたかと思われます。
藤浪晋太郎に対するSNSの反応
(7月22日移籍後初登板)




まとめ
わかりやすくまとめると
- オリオールズの中継ぎ、抑え投手の成績を一覧し、藤浪投手の立ち位置を確認しました。
- オリオールズは、首位ですが、最下位のヤンキースとの差は小さく、優勝のために、中継ぎを補強した意図が分かります。
- ハイド監督が、藤浪投手をどのように生かすか?藤浪ファンの熱いメッセージと期待感が伝わってきます。

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