メジャー1年目アスレチックス藤浪晋太郎投手が7月4日(日本時間5日)にチームトップの5勝目を挙げました。日本と海外の反応を見てみましょう。
メジャーの水が合っているのか。
水を得た魚か?
シーズン終了までに何勝を挙げるのでしょうか。
これまでの成績と比較して、今後を占ってみましょう。

藤浪晋太郎のメジャーでのこれまで
藤浪晋太郎のメジャーでのこれまでを海外誌がどう評していたかをまず見ておきましょう。
6月13日に、米国野球サイトmlbtraderumorsが藤浪晋太郎を以下のように評していました。
アスレチックスは1月に藤浪と1年$3ミリオンの契約を結び、藤浪の100マイルの速球と潜在的なプラス奪三振力に期待した。
しかし、開幕当初は先発ローテーションに入ったものの、わずか15イニングで24失点、12人の打者に四球を与えたため、4月末にはすぐにブルペン(中継ぎ投手や抑え投手)に移された。
ブルペンに移ってからも、この29歳の右腕にとっては同じことの繰り返しで、今シーズンの防御率は11.12、17%の打者に四球を与えていた。
控えめに言っても、藤浪がストライクを投げるのは至難の業だった。通算29四球は40イニング未満の投手ではMLB最多である。ストライクゾーンに投げたら、右腕は確実に砲撃されていた。打球速度の初速が95マイル(152.9キロ)を超えるハードヒット率は49%で、これは7位にランクされる。
藤浪は大リーグの投手としての地位を確立するという点では、自ら深い穴を掘ってしまったが、最小限の選手層しかないアスレティックの投手陣の中で、その実力を証明する機会を得続けていた。
それが突然の変心です。次に、海外と日本の反応を見ておきましょう。
【MLB】藤浪晋太郎、チームトップ5勝目 3者連続三振の好救援、4戦連続無失点で2戦2勝#藤浪晋太郎 #Athletics #FullCount10thhttps://t.co/KIZWfmMdDk
— Full-Count フルカウント (@Fullcountc2) July 5, 2023
藤浪晋太郎への海外の反応

さらに彼は絶対的な弾丸を投げます...




藤浪晋太郎への日本の反応




アスレチックス球団の他の投手との比較
投手 | 防御率 | 登板 | 勝 | 敗 | ホールド | セーブ | 与死球 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
藤浪晋太郎 | 9.35 | 29 | 5 | 7 | 2 | 0 | 5 |
オースティン・プルイット | 2.93 | 23 | 1 | 5 | 2 | 0 | 0 |
ジェームス・キャプリーリアン | 6.34 | 14 | 2 | 6 | 0 | 0 | 5 |
アダム・オラー | 10.07 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 |
JP・シアーズ | 4.09 | 17 | 1 | 6 | 0 | 0 | 8 |
カイル・ミュラー | 7.79 | 11 | 1 | 4 | 0 | 0 | 3 |
リチャード・ラブレディ | 4.43 | 26 | 0 | 3 | 4 | 0 | 2 |
ルイス・メディナ | 6.37 | 11 | 2 | 7 | 0 | 0 | 1 |
ドリュー・ルシンスキー | 9.00 | 4 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 |
リコ・ガルシア | 8.31 | 7 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
メイソン・ミラー | 3.38 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
ポール・ブラックバーン | 4.50 | 7 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 |
サム・モール | 4.65 | 36 | 0 | 3 | 5 | 1 | 6 |
ザック・ジャクソン | 2.50 | 19 | 2 | 1 | 1 | 1 | 0 |
ホーガン・ハリス | 6.07 | 9 | 2 | 3 | 0 | 0 | 2 |
ケン・ウォルディチャック | 6.62 | 20 | 2 | 5 | 0 | 1 | 5 |
トレバー・メイ | 5.16 | 25 | 2 | 4 | 1 | 6 | 3 |
サムエル・ロング | 3.66 | 25 | 0 | 0 | 2 | 2 | 1 |
ルーカス・エルセグ | 4.84 | 19 | 2 | 0 | 3 | 0 | 3 |
(2023年7月7日現在の主な投手)
アスレチックスの他の投手と比較すると、防御率もまだひどい選手もいるし、9点台もいる。
与死球も今のところダントツに多い訳でもない。(投球回数を比較されるとまた話は違ってくるが)
むしろ。160km/h以上の直球がバンバン投げ込まれる姿は、実況アナウンサーに共感を与えているようです。
メジャーリーグに移籍が決まった当時、
「澤村拓一投手のように力で押し切れば、なんとかなる。」と言われていましたが、まさに今それを実行しているのではないでしょうか。

藤浪晋太郎投手はシーズン終了までに何勝をあげるか?
2023年のメジャーリーグのレギュラーシーズンは3月30日(日本時間3月31日)に始まり、終わるのは順延とかなければ10月7日(日本時間10月8日)の予定です。
藤浪晋太郎投手のメジャー初登板は4月1日でした。
アスレチックスは7月7日89試合を消化しています。
レギュラーシーズンは基本的に162試合を戦います。
単純計算すれば、シーズン終了時点で9勝13敗。
但し、最近の調子が本物だとすると、15勝も夢ではない。
まとめ
わかりやすくまとめると
- 藤浪投手はアスレチックスの他の投手と比較すると、ずば抜けてひどいとも言えません。選択したチームに恵まれていたのかもしれません。
- 単純計算で、シーズン終了時点で9勝13敗と予想しますが、二けた半ばも夢でじゃありません。
- 日米ファンは藤浪選手が「アスレチックスに移籍してよかった。」とポジティブに評価しています。

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