2022年のプロ野球レギュラーシーズンがまもなく終了します。電撃的に新監督に就任、「BIGBOSS」としての様々な新しい試みで球界に新風を吹き込んだ北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督も1年目を終えます。
新庄監督の来季はどうなるのか。監督を続ける?辞める?1年間の「BIGBOSS」の評価とともにその去就を探ってみました。

新庄監督辞めることもある?最下位確定
日ハム監督にサプライズで就任し1年目を終える新庄監督。9月21日まででチームの成績は55勝78敗3分けと5位と10ゲーム差の最下位。既に最終的な最下位も確定しています。

ただ昨季まで支えてきたチーム主力が抜け、新戦力との新旧世代交代期に入った日ハム。就任当初から新庄監督は「23年に向け成長を促す一年」と宣言し、目先の順位や勝敗にはこだわらない姿勢を貫いてきました。
その言葉通りシーズンを通じて有望な若手を我慢強く積極的に起用。果たして新庄監督自身、こうした采配の成果をどう考えているのか、気になるところです。
続投報道を自ら否定!?
そんな中、スポーツ紙でこの時期〝お約束〟の監督去就報道が。新庄監督について「最下位ではあるが、日ハム球団は彼ならではの姿勢を評価して来シーズン続投を決めた」と報じました。
しかしその当日、新庄監督は喜ぶファンの投稿を引用して、自身のSNSで「球団の評価は嬉しいですが、残り試合の選手の成長によっては来年監督続投はまだ未定です!」と速攻で「否定コメント」。
新庄監督は一体、来季も続けるのか1年で辞めるのか。ファンも「去就どうなる?」と焦燥を募らせているようです。
新庄監督の本当の評価は?
「辞めるの?どうなるの?」と結論が気になる新庄監督の去就。あらためて一年目の評価や監督の思惑を考えてみました。
【再現】新庄監督が稲葉篤紀GMや森本稀哲氏と懐かしの“名場面”、金グラブも客席へ投げ入れるhttps://t.co/vFAbpl247v
この日は「ファイターズレジェンドメモリアルピッチセレモニー」が実施され、元日本ハム監督のトレイ・ヒルマン氏が始球式。見事なストライク投球も披露した。 pic.twitter.com/kpCgrzmHVF
— ライブドアニュース (@livedoornews) September 17, 2022
チルドレン「低空飛行」
新庄監督が今季こだわったのは、新しい戦力の育成、力ある若い選手たちの成長とやる気の喚起でした。短期的な結果は問わず、若手選手を一線で起用し続け、その結果29歳の松本剛選手は首位打者有力と大きく飛躍。「将来チームを担うスラッガー」と期待をかけた清宮幸太郎選手も自己ベストの17本塁打を記録しています。
またドラフト9位新人の上川畑選手も二遊間で奮闘し存在感を示しました。一方で、清宮選手や万波、今川選手ら目をかけて起用し続けた若手野手はいずれも打率1割台寸前。投手でも吉田輝選手は防御率4.22にとどまるなど、十分期待に応えたとはいえませんでした。

チーム構想で球団と溝?
新庄監督のプランとしては「今年は成長、来年は優勝」。最近は「来季は優勝しか考えていない。2位以下は何位でも同じ」と断言し、フロントに対してドラフトやFAで主力級の即戦力補強を要望しています。
しかし日ハム球団は伝統的に「若手をコツコツ育成する」のがスタイル。「来季構想」という点で監督とは温度差があるとされます。

来季は新球場元年だが…
日ハムにとって23年は新球場こけら落としの記念すべき重要年。ファンに絶大な人気がある新庄監督や打線の中核・近藤健介選手を引き留めたいのが本音とみられますが、新庄監督は1年契約で、近藤選手も今年が契約最終年です。
また日ハムは従来「GMやフロント主導」がチームカラー。新人補強だけでなく、ベテラン選手やコーチ人事をめぐっても新庄監督と意見が分かれる恐れもあり、「ビッグボスが1年で辞める」リスクは決して小さくはないようです。

日本ハム・新庄監督「藤本さんには一年間たくさん学ばせていただきました」 ソフトバンク今季最終戦 - サンスポ https://t.co/ZOKXTc2WwU @SANSPOCOMより
— サンスポ (@SANSPOCOM) September 20, 2022
新庄監督SNSの評価まとめ



出典:ヤフコメ欄
まとめ
要約しますと
- 日ハム新庄剛志監督の1年目が終了へ。去就は?辞めるのか、続けるのか?
- 最下位確定、得点・失点・失策ワースト。ブレイク選手の半面若手伸び悩みも
- 補強方針やチーム構想で球団と温度差?続投報道に速攻で「未定」と反論
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