MLB・ニューヨーク・ヤンキースの守護神に長年君臨してきた“人類最速左腕”アロルディス・チャップマン投手が、何と「戦力外」の危機に瀕しています。
今季は成績が振るわず年齢的な衰えも囁かれるチャップマン投手。FAになればひょっとして日本球界に来る可能性もある?「世界的超剛腕」チャップマン投手の成績や近況をまとめました。

チャップマン現在の成績
時速105.1マイル。ほぼ170kmという最高球速のギネス世界記録保持者でもあるチャップマン投手。母国キューバのプロ球界で活躍後、亡命してメジャー入りし、レッズ、カブス、ヤンキースと渡り歩いた「最強の守護神左腕」です。
しかしその剛腕チャップマン投手も既に34歳。今季は怪我で戦列を離れた時期もあり成績が低迷、ポストシーズンへ好調なヤンキースに在籍しながら活躍する話題を最近聞きません。
そのチャップマン投手がようやくニュースに!と思いきや、何と内容は「戦力外の危機」。一体どういうことなのでしょうか。まさか日本でプレーする可能性は…?

↓4年前、大谷vsチャップマン
戦力外危機の報道
報道したのは「期待外れ選手には激辛」で有名な地元ニューヨークメディア。NYポストによると「球団はチャップマンを40人のロースター枠から外すDFAにするか熟考している」。
さらに「彼は今季終了後にFAとなるが球団に再契約のプランはない。今季はキャリアで初めて、試合の重要度が低い場面で起用される機会が、重要な場面よりも多くなった」と伝えています。

同紙が報じる通り、チャップマン投手はヤンキースとの17年からの5年契約が既に終了。1年間延長したもののそれも今季で終わります。球団にとっては「放出候補の大物の一人」に違いありません。
現在の成績
チャップマン投手といえば長年各球団で守護神として目覚ましく活躍。世界No1レベルの剛速球を武器に、救援投手として歴代最高の「シーズン奪三振率17.7」や「最速500奪三振」などを達成。オールスターにも7回も選ばれたスターです。
昨季までのMLB通算12年で、603イニング登板で306セーブ、1002奪三振、防御率2.36など輝かしい記録を樹立。しかし近年は徐々に衰えが目立ってきたといわれています。
例えばトレードマークの球速も、14~17年には4シーズン続けて平均100マイル以上を計測していたのに、今季は平均97マイルに届かず。年々「遅く」なっており、奪三振率も今季は10前後と最盛期よりかなり落ちています。

ちなみにMLB公式によると9月27日現在の成績は、33イニング投球、3勝3敗9セーブ、防御率4.36となっています。
↓3年前のゲレーロJr対チャップマン
チャップマンが日本に来る可能性は?
年齢には逆らえず、なのか。剛腕守護神だったチャップマン投手も今季成績が落ち、怪我にも悩まされる日々。不動だったクローザーの位置も若いホームズ投手に奪われ、契約も終わるためオフにはヤンキースから放出されるのでは、とまで報じられています。
もしFAになればひょっとして万万が一、日本球界でプレーするなんてことがあり得るのでしょうか。
チャップマン投手の現在の年俸(今年1年契約)は1800万㌦(約26億円)。来年は35歳になるため、メジャーとはいえ同じ金額で、あるいは複数年契約する球団はなさそうです。
米メディアでは早くも「エンゼルスが獲得を模索」との報道が。大谷選手のエンゼルスは守護神だったイグレシアス投手をブレーブスに放出したため、今オフはその代わりを補強する必要があるためです。
エンゼルスでは1年契約で1400万~1600万㌦を想定しているとのこと。日本のNPBでは過去、最も高額年俸だった外国人はペタジーニ氏(03~04年、巨人)の7億2000万円。チャップマン投手を獲得するためにはその3倍以上の資金が必要で、さすがに来日は現実的ではないと思われます。

チャップマン最新海外の評価



出典:https://www.youtube.com/watch?v=Be9hFmNWYjw
まとめ
要約しますと
- ヤンキースの「人類最速左腕」守護神チャップマンに地元で戦力外報道!
- もう34歳。かつての105マイル剛腕にも陰り。球速も奪三振率も年々低下
- 来季エンゼルスが年俸20億円程で獲得模索か。金額高過ぎ日本は無理筋
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