日本のプロ野球とメジャーリーグはポストシーズン真っ最中。最後はどのチームが日本一・世界一に達するのか、熱い戦いが続きます。
さて日米の野球試合を見ていると、選手の多くで目の下に「黒いやつ」をつけているシーンをよく見かけます。これは一体何なのか。
野球選手に多い「目の下の黒いやつ」とは?いまさら聞けない(?)黒いやつの意味は?サングラスとはどう違うのか、調べてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディア)
[st-kaiwa1]ああ。野球シーズンも日シリ、ワーシリが終われば今年もおしまいかぁ。早いもんだよな[/st-kaiwa1]ジャッジも愛用!野球選手目の下の黒いやつとは
まだまだポストシーズンで盛り上がる日米の野球界。試合中継を見ていると、主に野手のプレーヤーで「目の下の黒いやつ」が目につきます。
今季、アリーグで最多本塁打新記録を樹立、MVP確実といわれるヤンキースのジャッジ選手も愛用しているこの黒いやつ。10年くらい前からすっかり定番になった感がありますが、野球選手の両目の下数センチ、横に黒く広がるこれは「アイブラック」という装飾です。
一体何のためにつけているのか。サングラスじゃだめなのか。アスリートの「目の下の黒いやつイロハ」について探ってみましょう。
[st-kaiwa2 r]当たり前だけど、考えてみると眼鏡のプロ選手ってほとんどいないよね。有名なのって古田さんくらい?[/st-kaiwa2]Aaron Judge has had a tough start to the ALDS:
◾️ 0-8
◾️ 7 Ks pic.twitter.com/qmxQDwkkDb— ESPN (@espn) October 14, 2022
Aaron Judge in postseason since 2020:
Games 9
AVG .135
H-AB 5-37 pic.twitter.com/ylJn9rLdSN— CBS Sports (@CBSSports) October 14, 2022
アイブラックとサングラスどっちがいい?
野球選手によく見る目の下の黒いやつ、すなわち「アイブラック」 (eye black)は、太陽光などのグレア(眩しさ)を減らすための黒い防眩・遮光グリースやステッカーのことです。
眩しさを防ぐといえば、一般の人もサングラスをかけることはよくありますが、野球選手はなぜアイブラックなのか。両方のメリット・デメリットは何なのでしょうか。
[st-kaiwa1]野球のほか屋外スポーツ、主にアメフトでよく見るかな。でもサッカーやテニスなどではあまり付けてない感じだなぁ[/st-kaiwa1]アイブラックのメリットデメリット
野球など屋外で行う球技では、太陽光線やスタジアムの照明下、目の下で反射した光で両眼のコントラスト感覚が鈍り、空中のボールが背景に溶け込んで見えにくくなることがあります。
これを少しでも防ごうと目の下につけられているのがアイブラック。1940年代に米国のアメリカンフットボールチームで用いられたのがはじまりといわれます。また元来は、マリンスポーツで逆光での眩しさを解消したいというサーフィンの選手からのリクエストで開発されたものともいわれます。
[st-kaiwa2 r]つまり、球技で主に使われるのは空中に長く球がとどまるスポーツ(アメフト・野球)ってことかな。でもラグビー選手は意外とつけないっぽい?[/st-kaiwa2]しかし眩しさ対策といえば普通はサングラス。目を直接ふさぐわけではないアイブラックに効果はあるのでしょうか。当初は選手たちの「体感」で「まぶしくないよ」と使われ始めたようですが、近年科学的にも立証されたそうです。
米国の大学がアイブラックをつけた場合と、おもちゃの口紅を塗った場合の比較実験を行ったところ、アイブラックは太陽のグレアを防ぐ効果が顕著にあることが判明。また欧米などの青い目の人は他の人種より効果が弱く、男性より女性の方が効果的だったといいます。
アイブラックは目の下に塗るグリースタイプと、シールのように貼り付けるステッカータイプがあります。メリットは以下のような点が考えられます。
・サングラスより手軽で費用が安い。
・重さがほぼゼロなのでプレー中の違和感なし。
・歌舞伎の隈取り(?)風なファッション感覚も。
・ちょっと怖い威圧感を与える効果もあり(?)。
一方デメリットは
・シールタイプは使い捨てでやや費用がかさむ。
・グリースタイプの方が効果が高いとされるが、いちいち鏡をみながらきれいに塗る面倒さあり。
・外した後、そこだけ日焼けしてない「逆パンダ状態」になる。
[st-kaiwa1]プロ選手だと一応カメラ映えも考えないといかんからな~(笑)[/st-kaiwa1]アメフトなどでは、黒だけでなく白、赤などさまざまな色合いや、国旗・背番号などをかたどったカスタムメイドのアイブラックも一部選手が使用。ただし防眩効果は黒が最も高いそうです。
またある種、兵士の迷彩ペイントのようにファッション性や威嚇の意味合いで顔全体にペイントするケースも一部スポーツではありますが、日米のプロ野球、メジャーでは基本的に黒色以外やロゴ入り等のアイブラック、必要以上に大きな塗布はルール上禁止されています。
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サングラスのメリットデメリット
眩しさ対策ではサングラスも大変効果的です。スポーツではマラソン選手などがつけている例を良く見ますが、野球などではメリット・デメリットはどうなのでしょうか。
<メリット>
・目を覆うのでアイブラックよりしっかり眩しさを軽減できる。
・紫外線カット機能もあり目に優しい。
・ちょい怖っぽくてかっこいい。
<デメリット>
・汗や動きの中でズレてしまう。
・夏は汗を拭きにくい。冬は曇る。
・値段が高く、保管・持ち運びなど準備が大変。
・目を慣らすため事前に長時間つける必要がある。
・アメフトなどコンタクトスポーツでは不可。
[st-kaiwa2 r]最近はドームのナイター試合でアイブラックやサングラスを付ける選手も多くて「意味ある?」と思ったりするけど、最近のLED照明は結構眩しいんだって![/st-kaiwa2]【プロ野球】2021年6月30日
#ソフトバンク× 西武 #北九州市民球場ホームでは珍しいサングラス #ギータ #柳田悠岐 #sbhawks #鷹の祭典 pic.twitter.com/uo95o12Nqr
— 東スポ 写真部 (@tospophoto) June 30, 2021
ジャッジのアイブラックの評判まとめ
[st-kaiwa6]そういえばジャッジも60ってアイブラックに入れてましたね[/st-kaiwa6]引用:https://twitter.com/HIROSHI87456534/status/1572526413118607363
[st-kaiwa5]タイガース佐藤輝明選手はユニフォームの着こなしとか、アイブラックとか、ヤンキースジャッジ選手真似てはるんかな[/st-kaiwa5]引用:https://twitter.com/tooblue111/status/1573451341640347649
[st-kaiwa3]なんでもええからデグロムとアーロンジャッジ取れよ阪神[/st-kaiwa3]引用:https://twitter.com/ZARDsaiko_/status/1581147723621085187
まとめ
fontweight=”bold” bgcolor=”#212121″ color=”#ffffff” margin=”0 0 0
0″]要約しますと[/st-minihukidashi]
- 日米野球界はポストシーズン盛況。選手に最近目立つ目の下の黒いやつは一体何?
- 答えはアイブラック。太陽や照明の眩しさを防ぎ、空中の球を見やすくする効果
- シールと塗る2タイプ。サングラスよりお手軽。アメフトではど派手なロゴ入りも