10月期のカンテレ・フジテレビ系”月10ドラマ”は長澤まさみさん主演の『エルピスー希望、あるいは災い-』
です。
でもタイトルを聞いただけではどんなドラマなのかピンとこないかんじですよね~。
ドラマタイトルでもある『エルピス』というのはギリシャ神話でさまざまな災厄が飛び出したと伝えられる「パンドラの箱(壺)」に唯一残されたものとされ
良きことの予測として【希望】、悪しきことや災いの予測として【予兆・予見】とも訳される言葉
ということでますますわかるようなわからないような。
そして公式サイト情報によると実際の複数の事件から着想を得て制作された社会派エンターテインメントドラマだということで
これは下準備をしてからドラマ視聴に挑んだ方が良いかも!と思いました。
ということでここでは
エルピス(ドラマ)の元ネタの事件は?
期待が半端ない理由
として調べたことをシェアしていきます。
[st-kaiwa1]長澤まさみさんのコミカルなイメージを一新する女優魂がみれるかも!やで~[/st-kaiwa1]
エルピス(ドラマ)の元ネタの事件は?
今期の月10ドラマは社会派エンターテインメントの『エルピス-希望、あるいは災いー』です。
熱い注目を集める月曜10時のドラマは見ごたえのあるドラマ枠だと評判を集めています。
あらすじ
大洋テレビの浅川恵那(演:長澤まさみ)は人気・実力ともに兼ね備えた人気の女子アナ。
ゴールデンタイムのニュースキャスターをしていたこともあるが
週刊誌に路上キス写真を撮られ降板し、現在は深夜の情報番組のコーナーMCを担当している。
そんな恵那は新米ディレクターの岸本拓朗(演:前田郷敦)から
連続殺人事件の犯人とされる死刑囚が実は冤罪かもしれないと相談を持ち掛けられる。
原作はなし
『エルピス―希望、あるいは災い―』は渡辺あやさんによるオリジナル脚本です。
渡辺あやさんといえば連続テレビ小説『カーネーション』(2011年/NHK)で注目を浴び
その脚本のクオリティの高さに朝ドラのイメージを大きく変えた作品だと視聴者の心を捉えた脚本家です。
実在の複数の事件から着想を得て制作された『エルピス―希望、あるいは災い―』は
スキャンダルによってエースの座から転落したアナウンサー・浅川恵那と彼女に共鳴した仲間たちが、
10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、
一度は失った“自分の価値”を取り戻していく社会派エンターテインメントドラマです。
実在する事件に着想を得た“冤罪”という重厚な題材を扱いながらも
リアリティに富んだコミカルな会話劇や、スリリングな展開と演出で
見る者の感情を大きく揺さぶるであろう『エルピス』は今期一番の注目ドラマです。
元ネタ事件は?
実際にあったいくつかの事件から着想を得てつくられたという『エルピス』ですが
元ネタとなった冤罪事件にはどのようなものがあったのか調べてみました。
首都圏連続殺人事件か?
”首都圏連続殺人事件”とは1968年から1974年にかけて首都圏で発生した11件の連続女性暴行殺人事件です。
千葉県・埼玉県・東京都の首都圏で1人暮らしの女性が深夜強姦された上で殺害された事件で
加害者の血液型がO型がほとんどで殺害方法や手口に類似点が多く同一犯によるものという見方が強く
元建設作業員の男性が事件に関与しているとされ逮捕されました。
翌年、逮捕された男は「殺しはやっていない」と救援連絡センターに助けを求め
裁判では無期懲役となったものの捜査機関による自白の強要が問題視され無罪となり
犯人とされた男性は直ちに釈放され「冤罪のヒーロー」と呼ばれるようになりました。
飯塚事件か?
1992年2月、福岡県飯塚市で小学1年生の女児2名が登校途中に失踪し翌日遺体となって発見されるという幼児強姦殺人事件が起きました。
遺留品発見現場付近や失踪現場付近で自動車の目撃証言があり、1994年に男性が逮捕されましたが
犯人は一貫して無実を訴えていました。
飯塚事件で用いられたDNA鑑定は多くの問題点がありながら再鑑定も不可能であるとされ
時間経過しているにも関わらず目撃証言があまりにも詳細であったり矛盾点が指摘されていました。
ですが2008年10月に死刑執行が命じられ判決決定からわずか2年余りで死刑が執行されました。
足利事件か?
1990年、栃木県足利市にあるパチンコ店の駐車場から女児が行方不明となり翌日河川敷で遺体となって発見された事件です。
赤いスカートを履いた被害者の女児を連れて歩く不審な男性の姿を多くの人が目撃していましたが捜査は難航。
後にプロファイリングにより「独身男性で子ども好き」として幼稚園バスの運転手の男性が捜査線上に浮かび
DNA鑑定の結果逮捕となりました。
その後足利事件を含む栃木・群馬県境で同じようにパチンコ店で起きていた5人の幼女の誘拐事件は
同一犯によるものではないかとする報道や
自白を強要されたと犯人男性から第一審の途中で無罪の主張があり
捜査の矛盾点、犯人の供述の問題点、DNA鑑定の整合性などにより冤罪事件とされ2009年釈放となりました。
『冤罪 ある日、私は犯人にされた』
『訊問の罠 足利事件の真実』
『殺人犯はそこにいる-隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件-』
『足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本』
この4つが扱っているのは
足利事件
北関東連続幼女誘拐殺人事件(これは足利事件との関連もある)
が主なんだね。
エルピス(ドラマ)への期待
冤罪は無実の人が長期間罪を犯した犯罪者として扱われるだけでなく
警察、検察への不信感など大きな問題があります。
スキャンダルによって落ち目となったアナウンサーとバラエティー番組の若手ディレクターらが
10代の女性が連続して殺害された事件の冤罪疑惑を追う中で、
一度は失った”自分の価値”を取り戻していく姿を描いたドラマ『エルピスー希望、あるいは災い-』
”自分の価値”それは誰が決めたものなのか、それは正しいものなのか、自分とはいったい何なのか
真相に迫っていく過程で登場人物たちが見出した様々な「希望」と
自分自身やその周囲、所属する組織に対して痛みや破綻といった「災い」も降りかかってくる。
彼らが開けたパンドラの箱の中にあるのは「希望」なのか「災い」なのか
プロデューサーの佐野亜裕美さんのコメントにも
「実在の事件に着想を得てドラマを制作すること」の重さときちんと向き合いながら、エンターテインメントだからできること
とあるようにテーマは重厚でありながらもドキュメンタリーではなくドラマとしての切り口とバランス感で
私たちを楽しませてくれる見ごたえのある作品だと思います。
[st-kaiwa2 r]渡辺あやさんの作品は民放ドラマでは見られないと思っていたから10話も楽しめるなんて最高だよ~[/st-kaiwa2]
エルピス(ドラマ)SNSの反応
[st-kaiwa3]エルピス 脚本は渡辺あやさん 演出は大根仁さんに音楽は大友良英さん これは楽しみすぎる![/st-kaiwa3] 引用:https://twitter.com/mumboo_fumi/status/1579393539087405056?[st-kaiwa4]今クールで1番楽しみなのは エルピス 長澤まさみ×大根仁×そして何より 渡辺あや なので面白くないわけがないとかなりハードル上げてます[/st-kaiwa4] 引用:https://twitter.com/xIpciY2W6JAksFE/status/1582710693563797504?
佐野さんプロデュースとは実は知らなかったけどカルテットも17歳の帝国も夢中で観ていたし、次回のエルピス が渡辺あやさんの脚本と聴いて静かに興奮してる 去年の「今ここにある危機〜」は何回観てもすごく惹きこまれたドラマだった。
引用:https://twitter.com/KoFu4w3bribI8/status/1580467764690812928?
[st-kaiwa5]其れでも局やPの言いなりにはならず上手に物語の中に毒を隠す。 坂元裕二や森下佳子そして民放初渡辺あや(エルピス)が日本ドラマの中で闘ってくれている事。 其れを支えようとするドラマ製作陣もいる事に微かな希望がある。[/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/withnemucoco/status/1579504171644256256?
まとめ
エルピス(ドラマ)の元ネタの事件は?期待が半端ない理由 について調べたことをまとめてみました
- 『エルピス―希望、あるいは災い―』は渡辺あやさんによるオリジナル脚本。実在の事件から着想を受け冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していく社会派エンターテインメント
- 『エルピス』の元ネタになったかと思われる事件は首都圏連続殺人事件、飯塚事件、足利事件。
- 真相に迫りながら見出した様々な「希望」と自分自身やその周囲、所属する組織への痛みや破綻などの「災い」。冤罪事件を追いながら彼らが開けたパンドラの箱の中にあるのは「希望」なのか「災い」なのか