メジャーリーグ(MLB)随一の老舗球団ニューヨーク・ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジ選手が今季ホームランを量産し、ア・リーグで独走態勢に入っています。
「ジャッジ砲」の勢いはどこまで続くのか?アーロン・ジャッジ選手の現在と過去の成績や、これまでのすごい経歴をあらためてシェアしましょう。(出典:Wikipedia、MLB公式、スポーツメディア)

アーロンジャッジの成績過去は?
米国一の人気球団ヤンキース打線を支えるアーロン・ジャッジ選手が今季絶好調です。59試合出場でホームラン何と24本(6月15日現在)。今季はすでに5回も一試合2ホームランを放ち、5月の月間MVPも受賞。
このペースで打ちまくればMLB史上6人目となるシーズン60発に届く可能性があり、50本を超えればリーグMVPも有力視されています。

そんなジャッジ選手の過去の成績一覧を以下に表にしてみました。
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 本塁打 | OPS | 打率 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 塁打 | 打点 | 盗塁 | 盗塁死 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 敬遠 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 出塁率 | 長打率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | NYY | 27 | 95 | 84 | 4 | 0.608 | 0.179 | 10 | 15 | 2 | 0 | 29 | 10 | 0 | 1 | 0 | 1 | 9 | 0 | 1 | 42 | 2 | 0.263 | 0.345 | |
2017 | NYY | 155 | 678 | 542 | 52 | 1.049 | 0.284 | 128 | 154 | 24 | 3 | 340 | 114 | 9 | 4 | 0 | 4 | 127 | 11 | 5 | 208 | 15 | 0.422 | 0.627 | |
2018 | NYY | 112 | 498 | 413 | 27 | 0.919 | 0.278 | 77 | 115 | 22 | 0 | 218 | 67 | 6 | 3 | 0 | 5 | 76 | 3 | 4 | 152 | 10 | 0.392 | 0.528 | |
2019 | NYY | 102 | 447 | 378 | 27 | 0.921 | 0.272 | 75 | 103 | 18 | 1 | 204 | 55 | 3 | 2 | 0 | 1 | 64 | 4 | 3 | 141 | 11 | 0.381 | 0.54 | |
2020 | NYY | 28 | 114 | 101 | 9 | 0.891 | 0.257 | 23 | 26 | 3 | 0 | 56 | 22 | 0 | 1 | 0 | 0 | 10 | 0 | 2 | 32 | 5 | 0.336 | 0.554 | |
2021 | NYY | 148 | 633 | 550 | 39 | 0.916 | 0.287 | 89 | 158 | 24 | 0 | 299 | 98 | 6 | 1 | 0 | 5 | 75 | 2 | 3 | 158 | 16 | 0.373 | 0.544 | |
MLB:6年 | 572 | 2465 | 2068 | 158 | 0.94 | 0.276 | 402 | 571 | 93 | 4 | 1146 | 366 | 24 | 12 | 0 | 16 | 361 | 20 | 18 | 733 | 59 | 0.386 | 0.554 |
アーロン・ジャッジの経歴・生い立ち
ア・リーグのホームラン争いで、2位のバクストン選手(ツインズ)に6本差とトップを独走するアーロン・ジャッジ選手。表でご紹介したとおり、MLB7年目で二度目の本塁打王へ向け快調に飛ばしています。
華々しいルーキーデビュー
あらためて成績や経歴を振り返ってみると、ジャッジ選手は米カリフォルニア州出身の30歳。高校時代の2010年にドラフト31巡目で指名されましたが、受けずにカリフォルニア州立大フレズノ校に進学。
大学野球でも好成績を残し、13年のMLBドラフト全体32位でヤンキースから指名され入団しました。16年8月のレイズ戦でメジャーデビュー。初打席初本塁打という華々しいスタートを切ります。翌17年には大ブレイク。前半戦だけで打率.329、30本塁打の大活躍を見せます。

この年オールスターゲームにア・リーグ最多得票で初選出。ホームランダービーで優勝も果たします。17年全シーズンでは打率.284、52本塁打、114打点を記録。初の本塁打王となったほか、ヤンキースタジアムで33本の本塁打を記録し、あのベーブ・ルースの記録も更新するなど、数々の新人記録を更新しました。
これまでのタイトルは本塁打王のほか、17年の新人王、シルバースラッガー賞2度、オールスター選出3度を数えるスター選手です。ただ150試合以上出場したのはこの17年のみと、後述するように「巨漢」ゆえに怪我がちなのが難点といわれます。
人柄・愛称でも人気
ジャッジ選手は身長201cm・体重128kgとメジャーリーガーの中でもずばぬけた体格。高校時代から野球、アメフト、バスケでも活躍する万能さで、アメフトでは強豪ノートルダム大など複数大学から勧誘されたものの、一番好きな野球の道を選んだそうです。
生い立ちでは、生後まもなく養子として教師夫妻の家庭へ。非常に温かい家族で今でも大変仲が良く、ジャッジ選手のSNSには養父母の写真がしばしばアップされています。
https://www.instagram.com/p/CgR3tkDO6B4/

ジャッジ選手はその愛称「オール・ライズ(All Rise)」もMLB中で有名。これは名前の綴りが裁判官(judge=ジャッジ)と同じなことちなんだもので、開廷の際の裁判長の決まり文句「all rise!(全員起立!)」から来ています。
大活躍した2017年からはヤンキースタジアムの一角に「ジャッジズ・チェンバーズ(裁判官執務室)」という専用席が特設され、抽選で選ばれたファンが白髪かつらと裁判官の黒い法衣を着て陣取る風景もすっかり名物になっています。

アーロン・ジャッジ世界の反応


ヤンキースの優勝は、あとはジャッジが故障しないか次第だな。そこだけが彼の大きなアキレス腱

出典:https://www.youtube.com/watch?v=dMOJvAG-TFA
まとめ
わかりやすくまとめると
- NYヤンキースのアーロン・ジャッジが今季ホームランキング独走中
- 6月15日までで24本とシーズン60本超えペース。ルースやボンズに並ぶか
- 17年にルーキーで大ブレイクし本塁打王に。人柄の良さや愛称も有名
