加齢黄斑変性治療のための眼内注射液アイリーアのバイオ後続品の初承認間近!いつから販売されるか?

トピックス

昨年、加齢黄斑変性治療のための眼内注射液アイリーアについて、一般薬のジェネリックに相当するバイオ後続品(バイオシミラーBS)が、発売されない状況をまとめました。

最近のアイリーアBS承認の動きをまとめました。正式承認は6月で、薬価収載は11月の見込みとなることが分かりました。

アイリーアBSはいつ発売されるか?

2か月または、3か月に1度眼内注射が必要ですが、医療費3割負担の場合1回に5万円近くの費用がかかり、症状が落ち着いて3か月に1度の知人のOさんの場合、昨年度の医療費は、眼底検査費用なども合わせ、20万円を超えました。これがもう3年以上続いているそうです。
それだけに、販売価格が少なくとも7割程度になって、医療費が軽減されるアイリーアBSの販売を待ち焦がれているわけです。

2022年2月に、バイエル薬品がアイリーアのバイオAG(オーソライズドジェネリック)の承認も取得するも、薬価収載を見送り続けています。

アイリーアはバイエルが承認を持ち、参天製薬が販売。2023年度の予想売上高は738億1200万円に上るため、ドル箱である先行品の売り上げが減少することを恐れているためだと想像されます。

今年になって、漸くバイエル以外の製薬メーカーからのアイリーアBS承認間近のニュースが出てきました。

厚生労働省は2024年4月26日に薬食審・医薬品第一部会を開き、グローバルレギュラトリーパートナーズ社の眼科用VEGF阻害薬・アイリーアのバイオシミラー(BS)を承認する方針を了承しました。アイリーアBSは、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の審査段階で承認して差し支えないとされ、部会では審議せず、報告のみで良いとされていました。
正式承認は6月で、薬価収載は11月の見込みとなっています。

これは、アイリーアで初のバイオ後続品(BS)で、2023年10月現在、本剤が承認されている国又は地域はありません。

アイリーアのバイオシミラーBSの製品名は「アフリベルセプトBS硝子体内注射液40mg/mL『GRP』」で、一般名がアフリベルセプト(遺伝子組換え)〈アフリベルセプト後続1〉。

なお、グローバルレギュラトリーパートナーズは、外国企業の日本での承認取得支援業務などを手がけている会社です。

但し、先行品には6つの適応があるが、▽網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、▽病的近視における脈絡膜新生血管、▽糖尿病黄斑浮腫――の3つで、残りの3適応は含まれておらず、主たる効能であるAMD「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」は含まれていません
グローバルレギュラトリーパートナーズは、AMD適応につて「特許勘案し取り下げ」たようです。

網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫を患っているOさんには救いとなる可能性があります。

アイリーアに対するSNSの反応

今日は眼科で眼の注射。 アイリーア効果なのか今は3~4ヶ月の割合で注射してる。浮腫がでなくなれば、半年から1年くらいの周期になれば嬉しいw でも期間は長くなっても注射は生涯やめられないっぽい

アイリーア、夫も6回やってます ビックリする程お高いですよね😭 効いてるのかなあ…

今日は眼科受診日。 左目の浮腫は落ち着いてるとのこと。 右目の浮腫も悪化はしておらず様子見となりました。 次回は1ヶ月後。 このままアイリーア効果続く事を祈ります😅

2020年に右目が網膜静脈閉塞症になり自己負担1本5万円もするアイリーア硝子体内に注射って目玉に注射したんですが改善せず、最近左目の飛蚊症が酷くなってきて、スマホを注視しているとその周りにコバエが歩いてるように見えて もうすぐ71歳の「中老期」には色々大変なのだ!

今日は左目のアイリーア注射の為眼科に来ています。 これで両目通算4回目! しかも、先月アイリーア注射した右目がまたしても浮腫ってました😂 いやはや、恐るべし黄斑浮腫‼️ なんだか落ち込む😖⤵️

まとめ

アイリーアBSは、順調なら今年11月以降に販売が始まる可能性が高い

アイリーアBSの適応は、先行品の半分で、主たる効用のAMD「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」は含まれていない

約2か月程度ごとに、高価なアイリーアを硝子体内注射し、しかも終わりが見えないことで、患者の悩みは大きい

 
<関連記事>
https://umifesta-kyoto.com/7574

タイトルとURLをコピーしました