食品添加物にはどのようなものがあるか?
保存料、甘味料、着色料、香料などです。
アメリカでは味の素が規制されたり、ヨーロッパで禁止されている着色料が日本では普通に使われていたり、日本ではマーガリンを食べて頭痛を訴えて、ネットを調べて納得した人や…いろいろです。
今回は数多い日本の食品添加物のうち「トランス脂肪酸」と「タール色素、赤色2号など」に焦点を当て、海外との比較と、懸念される悪影響、規制の緩い理由を見ていきましょう。
規制の緩い日本の食品添加物
規制の緩い日本の食品添加物のうち2種についてまとめます。
トランス脂肪酸
※マーガリンには取りすぎると、健康に影響を及ぼすトランス脂肪酸とリノール酸が多く含まれています。
◎摂りすぎると、どのように悪影響を及ぼすか?
・悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らす。
・動脈硬化の危険が増し、心疾患の原因となる。
・他には免疫機能低下、アレルギー疾患、発がんのリスク、認知症、糖尿病など様々な悪影響が考えられる。
◎含まれる食品は?
マーガリン,ファット・スプレッド・ショートニングなどです。
具体的には実際これらを原材料としたパン、ケーキ、揚げ物特に外食のフライもの、ポテトチップス、ポップコーン、ファーストフードのジャンクフード:ハンバーガー、フライドチキン、カレールーなどきりがありません。
◎使用禁止もしくは含有量の表示義務化の国は
アメリカ、カナダ、デンマーク、スイス、オーストラリア、韓国、ブラジルなどです。
◎使用規制のない国は
日本です。
タール色素、特に赤色2号など
昔はコールタールから作られていましたが、今は石油製品から作られています。価格が安いのが魅力です。
◎どのような悪影響が懸念されるか?
発がん性、不妊、死産、じんましん、胎児の奇形、アレルギー
◎使われている食品は?
ジュース、キャンディー、かき氷のイチゴシロップ、ゼリーなどの菓子類。漬物、たらこ、かまぼこ、たこ、ハム、ソーセージ、ジャム。ほかには口紅などの化粧品。
◎禁止や規制の国
・2008年にはイギリスでは赤色40号、赤色102号、黄色4号、黄色5号が自主規制対象になりました。
・アメリカ、カナダでは赤色2号、赤色102号、赤色106号が使用禁止に。
・ドイツでは赤色3号が甲状腺異常の原因となりうるということで使用禁止です。
◎タール色素にほとんど規制のない国
日本です。
なお、以下のような研究報告があります。
・アメリカで、手に負えなくなった子供の原因を調べ、タール色素を排除したら、収まった。
・イギリスではすぐけんか腰になり、落ち着かない、勉強をしない問題の子供に対して合成着色料の入ってない食事を与えると、改善された。
日本ではなぜ規制が緩いのか?
トランス脂肪酸
厚労省の見解は以下となっています。
日本人のトランス脂肪酸の摂取量は、平均値で、総エネルギー摂取量の0.3%であることが分かっており、平成24年3月に食品安全委員会が取りまとめた食品健康影響評価において、通常の食生活では健康への影響は小さいと考えられています。また、トランス脂肪酸の摂取が多い方から上位5%の人についても、0.70%(男性)、0.75%(女性)で、WHOの勧告(目標)基準を下回っています。
つまり、欧米系の国と違い、日本人はそもそもトランス脂肪酸を摂取する量が少ないので、規制する必要がないという見解です。
タール色素、特に赤色2号など
タール系の合成着色料は、日本では一日許容摂取量が設定されているものの、アメリカやヨーロッパで使用禁止や規制されているものが多い。
タール色素系の着色料は、発色がよく退色しにくいのが特徴で、お菓子、清涼飲料水、アイスクリームなどによく使われている。
指定添加物として、食品衛生法で使用基準が定められており、菓子、漬物、魚介加工品、畜産加工品などを使用対象食品としています。
この赤色2号については20歳以上や乳幼児の摂取量調査を行っており、いずれの結果でも許容一日摂取量に対し、摂取量が非常に少ないことが分かったとしています。
この場合も、日本人は摂取量が少ないので、規制の必要はないという理由のようです。
ただ、着色料の使用目的は、食中毒のリスクを下げるために用いる保存料とは違い、主に見た目のための添加物です。緩い規制で良いのか疑問なところです。
むやみに規制すると、コストアップにつながるとか、海外からの輸入に影響が出て来ることなどを勘案しているのかもしれません。
[st-kaiwa2 r]眼に鮮やかな和食が好きな日本人だから、着色料が必要なの? [/st-kaiwa2]食品添加物へのSNSの反応
[st-kaiwa3] 危険な添加物が多いのは、日本の食品に関する規制が緩いからでは。 世界で一番添加物が許可されているのは、実は日本だということを殆どの日本人は知らないと思う。 中国は論外だけど、ヨーロッパやノルウェーなどの外国の方が実は添加物の規制がかなり厳しく、食に関しては日本より実は安全だと実際に外国に住んで実際に外国で働いてた人が言ってました。[/st-kaiwa3] 引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/99666f1dbec11411559f8b32591725b80c477395/comments[st-kaiwa4] 食品添加物は完全に避けることは難しいけど摂取量を減らすことはできると思う。最低限、パッケージの裏は確認して、たんぱく加水分解物、酵母エキス、異性化糖(ブドウ糖果糖液糖)とスラッシュ以下に記載されている物質は要チェック
[/st-kaiwa4] 引用: 同上
[st-kaiwa5] 食品添加物許数、世界で日本はダントツ一位🥶😱😱😱
[/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/archi_yotchi/status/1625941096508575747
[st-kaiwa6] これを見ると厚生労働省が認可してきた食品添加物が、すべて農薬や毒物であり、
アメリカや EU で禁止されてきたものが、
安全だと認められていることになる。
ひどすぎる。我々日本人はゴミ溜めにされている。
[/st-kaiwa6] 引用:https://twitter.com/kokodanecom/status/1627069815256125441
まとめ
- 日本では、トランス脂肪酸やタール系の合成着色料を初め食品添加物の規制が緩い
- 欧米人に比べて、日本人の摂取量が少ないので、規制の必要がないというのが厚労省などが主張する主な理由と考えられる
- SNSでは、日本人はゴミ溜めにされているなど厳しい意見が多数
https://umifesta-kyoto.com/cinnamon-risks-spices-history/
https://umifesta-kyoto.com/nutmeg-lethal-dose-knowledge-examples/
https://umifesta-kyoto.com/fos-demerit-food/
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