2021年10月ごろ千葉県で大発生したと大騒ぎになっていた毒キノコカエンタケ!
2022年は、8月、早くも各地の市役所のHPでの注意喚起や、SNSでの報告が相次いでいます。
カエンタケはどこに生息しているのでしょう?似てるきのこは?
その特徴と注意点をまとめました。
[st-kaiwa1]毒々しい色に警戒するのが普通やろけど、子供やペットはわからんからな![/st-kaiwa1]カエンタケはどこにある?生息地域は?
カエンタケはどこにあるか?生息地域を見てゆきましょう。
カエンタケとは
表面はオレンジ色から赤色をしており、形は燃える炎のような細長い円柱状または棒状で、土から手の指が出ているように群生または単生します。猛烈な毒を持つ毒キノコです。
初夏から秋にかけ、広葉樹(ミズナラ、コナラ)の立ち枯れ木の根際や、なかば地中に埋もれた倒木などから発生します。
生息地域は?
本来は発生が稀であるカエンタケですが、日本国内で、カシノナガキクイムシによるブナ科の樹木の枯死例(いわゆる「ナラ枯れ」)が増えるとともに、カエンタケの発生地域が広がっているといわれています。
実際、ナラ枯れについては、埼玉県で、新座市で、最初に発見された「カシノナガキクイムシ」によるナラ枯れが、令和3年夏には、新座市のほか、さいたま市、志木市、川口市、狭山市、川越市、所沢市、入間市、飯能市、上尾市、三芳町、和光市、東松山市と広がってゆきました。
これにより、最近は、山中だけでなく都市公園でのカエンタケの発見例や注意書きが相次いでいます。
最近の報道で見ますと、相模原北公園、座間谷戸山公園、大和市の公園、横浜市、川崎市、厚木市など神奈川県内が多いようです。
千葉県や福井県、鳥取県江府町御机の木谷沢渓流、山梨県山中湖村などの報道もあります。
ナラ枯れは、特に神奈川県で、3年で15倍に広がっているそうなので、これが影響している可能性が大です。
カエンタケに似てるベニナギナタタケ
毒がなく食べることができるベニナギナタタケ( シロソウメンタケ科ナギナタタケ属)と間違えやすいと言われています。
昨日初めてカエンタケを見つけたんですが、今日はこんな光景に出会いました。半径10mほど(もっとかも?)一面にこの茸。ベニナギナタタケの群落。フェアリーサークルを通り越してフェアリーフィールド状態でした。次ツイートで動画アップします! pic.twitter.com/ytvrH75Gl3
— 塩 原 温 泉 ♨ 彩 つ む ぎ 女 将 (@ayatsumugii) August 21, 2022
カエンタケとベニナギナタタケの違い。赤さが違う。太さが違う。形状が違う。表面のざらつきが違う。先端の状態が違う。どちらもかわいい。#きのこ #きのこのかわいさ知らしめたい pic.twitter.com/zidmKr364B
— ちょこすき〜☆ (@chocoski_rabbit) August 22, 2022
[st-kaiwa2 r]死亡例の1つは、ベニナギナタタケと間違えて、食べたそうや [/st-kaiwa2]
カエンタケは触るのもダメ!特徴まとめ
カエンタケの毒性成分はトリコテセン類で、致死量はわずか3g程度と強い毒性を持っており、食べても、触っても危険です。カエンタケの汁は皮膚を刺激する毒性が強く、触るとただれたり、かぶれたりして、火傷のような状態になる可能性があります。
食べた場合、食後30分から、発熱、悪寒、嘔吐、下痢、腹痛、手足のしびれなどの症状を起こします。2日後に、消化器不全、小脳萎縮による運動障害など脳神経障害により死に至ることもあります。
薬用と勘違いして酒に浸して飲んで中毒が起き、死亡した例があります。
カエンタケどこで報告?SNSまとめ
今日は天気悪そうで鳳凰三山
諦めて金時山(神奈川県)!
カエンタケ初めて見た! pic.twitter.com/k7aCjusI5E— かわぞえ (@kawazooooe) August 27, 2022
猛毒キノコ発見❗️☠️
マスコミでも大きく取り上げられている「カエンタケ」🍄
最近増えているようですが、まさか鍋割(神奈川県鍋割山)にも生息してるとは💥小屋主も見るのが初めてでした💨
触っただけでも害があるとも言われてますのでお気をつけ下さい⚠️ pic.twitter.com/LF15rQaSKv— 鍋割山荘 (@Nabewarisanso) August 23, 2022
「OLYMPUS STYLUS SH-1」で撮影。
恐るべき最強の毒キノコ🍄、
『カエンタケ』
乙女峠バス停→乙女峠展望台→乙女口。#olympus #stylus #カエンタケ pic.twitter.com/GKYvFYWr0w— 太田 雅之 (@HhH2sq3i6EEHNZl) August 22, 2022
[st-kaiwa3] 小田原に来てみましたが、やはりカエンタケを発見!!【猛毒キノコのカエンタケにご注意ください】
市内の公園や緑地でカエンタケが確認されています 。触れるだけで皮膚の炎症を引き起こし、誤って食べてしまった場合は死に至る可能性もあります。
発見した際は絶対に触らず、公園管理者にご連絡ください。 #狭山市
詳細は▶https://t.co/m9oq4jbCrN pic.twitter.com/rySOps7ZB9— 狭山市役所 (@citysayama) August 27, 2022
神奈川はまだまだ生えてそうですね…!
[/st-kaiwa3] 引用:https://twitter.com/PhalloidesYo/status/1563001092480593920
[st-kaiwa4] 神奈川県立西丹沢ビジターセンター
大滝峠付近でカエンタケが確認されました。
カエンタケは猛毒性のキノコで触れるだけでも皮膚が炎症を起こし、ただれてしまいます。
絶対に触れないよう、ご注意ください。
[/st-kaiwa4] 引用:https://twitter.com/NishitanzawaVC/status/1561185511049310208
[st-kaiwa5] 食べたら死に至る可能性も…奥大山(鳥取県)の人気観光スポットで猛毒キノコ「カエンタケ」が異常発生 [/st-kaiwa5] 引用:https://twitter.com/BSS_minna/status/1562024934745919490
まとめ
- 今年は特に、神奈川県の山中や都市公園で発見された報告が多い
- 猛毒カエンタケに似てるのは無毒で、食べられるベニナギナタタケ
- 神奈川県中心に全国で、カエンタケ発見のツイートがあふれている