今年の元旦に発生し大きな被害をもたらした令和6年能登半島地震の予測について、これまでどのような情報があったのでしょうか?まとめてみましょう。
能登半島地震のこれまでと予測
2007年3月25日 に、 マグニチュード6.9の石川県内で震度6を観測したのは観測開始以来初めてという能登半島地震が発生しました。
人的被害と:死者:1人、負傷者:356人
住家被害 全壊家屋:686棟、半壊家屋:1,740棟、一部破損家屋:26,958棟
インフラ被害(被害ピーク時の推計) 断水:13,250戸、停電:110,000戸、電話不通:260戸
を数えました。
その後、2020年12月以降能登地方および能登半島沖で、群発地震が発生してきました。
さらに、マグニチュード5.0を超える地震が2021 年9 月16 日以降石川県で毎年発生してきました。
2023年5月5日の地震では、死者:1人、負傷者:48人が記録されています。
石川県で大きな地震が起こるのではないかとの懸念が広まっていました。
日時 | マグニチュード | 最大震度の市町 | |
---|---|---|---|
2007年3月25日 | 6.9 | 最大震度6強 | 七尾市、輪島市、穴水町 |
2021年9月16 日 | 5.1 | 最大震度5弱 | 珠洲市 |
2022 年6月19 日 | 5.4 | 最大震度6弱 | 珠洲市 |
2022 年6月 20 日 | 5 | 最大震度5強 | 珠洲市 |
2023年5月5日(14:42) | 6.5 | 最大震度6強 | 珠洲市 |
2023年5月5日(21:58) | 5.9 | 最大震度5強 | 珠洲市 |
2024年1月1日 | 7.6 | 最大震度7 | 志賀町 |
例えば、
週刊現代2022年4月23日号
「巨大地震がやってくる…いま北陸の地下で起きている危ない異変」では、以下のように、警鐘を鳴らしています。
3月の1ヵ月だけで22回もの地震が発生した
4月11日の地震調査委員会の平田直委員長は「原因はわからない。地下15kmから20kmくらいの深いところで、『何か』が起きている」と述べていたとしています。
4月に入ってからも、能登半島では震度4の地震が起きている。最悪の事態を想定し、今からでも「大災害」に備えておくべきだろう。
この時点で住民も、 「これほど立て続けに地震が起きるのは、これまでに経験したことがありません、本当に気味が悪いです。」
「2007年に珠洲市と輪島市は麻痺状態となった。あの悲劇がまた起きるかもしれない。」と不安がっていました。
その後に2023年5月5日にマグニチュード5.9 最大震度5強の地震が発生しました。
それから今回までマグニチュード2を超える地震の頻度をまとめました。
発生日 | 時刻 | 震源地 | マグニチュード |
---|---|---|---|
2023年12月29日 | 0時13分 | 富山湾 | 2.8 |
2023年12月27日 | 22時47分 | 石川県能登地方 | 3.1 |
2023年12月24日 | 8時07分 | 能登半島沖 | 3.2 |
2023年12月21日 | 5時11分 | 能登半島沖 | 3.7 |
2023年12月12日 | 18時14分 | 石川県能登地方 | 3.3 |
2023年12月5日 | 8時35分 | 能登半島沖 | 3.2 |
省略 | |||
2023年9月29日 | 2時09分 | 石川県能登地方 | 2.7 |
2023年9月29日 | 0時04分 | 石川県能登地方 | 2.7 |
2023年9月28日 | 23時29分 | 石川県能登地方 | 4.2 |
2023年9月28日 | 18時17分 | 石川県能登地方 | 2.9 |
2023年9月28日 | 8時57分 | 石川県能登地方 | 3.6 |
省略 | |||
2023年5月15日 | 17時57分 | 石川県能登地方 | 2.7 |
2023年5月15日 | 12時54分 | 石川県能登地方 | 3.2 |
2023年5月15日 | 9時04分 | 石川県能登地方 | 2.9 |
2023年5月12日 | 17時57分 | 石川県能登地方 | 2.7 |
2023年5月12日 | 17時40分 | 石川県能登地方 | 3.2 |
2023年5月12日 | 6時26分 | 石川県能登地方 | 2.9 |
2023年5月12日 | 5時50分 | 石川県能登地方 | 2.4 |
省略 | |||
2023年5月5日 | 14時42分 | 石川県能登地方 | 6.5 |
地震が頻発していることが読み取れます。特に12月は、6回と5日に1回揺れていることが分かります。
これまで以上の大きな地震が迫っているという予測はできなかったのでしょうか?
予測についてのネットの反応
今回の能登地震、3年ほど前から群発地震が起きていた震源域と重なっていた。流体によるスロースリップが群発地震を引き起こしていたが、そのひずみが溜まり今回の大地震、予測できなかったか
能登半島地震をなぜ予測しなかったのか? との素朴な疑問を抱きますが、ま、 いつ大地震が来てもおかしくない現況ゆえ 出来るだけの備えは常に必要には思いますね。
つくづく災害の多い日本にウンザリですね。台風も大きくなり、気候変動が叫ばれている昨今であすが、まさか、1000年に一度の能登半島地震が起こるなんて誰も予測できませんでしたね。地震の来る場所と時間は予想不可能に近い状態ですね。
能登半島地震 政府の地震調査研究推進本部 予測は、なんと 0.1~3%未満 それでも大地震が起きた ならば、日本は どこで大地震が起きてもおかしくない 南海トラフ巨大地震発生確率は 70~80% 原発推進など飛んでもない
この動画がupされたのは能登半島地震が起きる前の2023年9月16日。よくある適当な後出し予言とか胡散臭い陰謀論とかじゃなくて科学的分析に基づいた知見から予測してたんだ。 石川・能登半島で大地震の前兆現象が起きている?周辺で続いている異常な現象とは… youtu.be/Vdz1DAfANhg?si… @YouTubeより
出典:Yahooコメント
まとめ
能登地方で、特に、2021年以降マグニチュード5を超える地震が頻発していた
大地震が起こるかもしれないとの情報は2022年、2023年には一部にはあった
確度の高い大地震発生の予測ができない以上その時に備えて、出来るだけの備えをするほかはない