危機的な今の日本を日本人以上に理解し、日本人以上に憂い、強く警告しているのです。
今日本人が能動的に行動を起こすことが急務と訴えかけられているのに…。
「まだG H Qの洗脳に縛られている日本人」米カリフォルニア州弁護士ケント・ギルバート
PHP2015年6月8日初版
著作者プロフィール
ケント・ギルバートKent Sidney Gilbert
米カリフォルニア州弁護士。タレント。
1952年、米国アイダホ州生まれる、ユタ州育ち。
米ブリガム・ヤング大学在学中にモルモン教の宣教師として、初来日。
福岡市、北九州市、山口県柳井市、長崎県佐世保市などに約2年間居住する。
1975年、沖縄海洋博覧会の際にアメリカパビリオンのガイドとして再来日する。
沖縄県に半年間居住する。
1980年、米ブリガム・ヤング大学大学院を卒業する。
法学博士号。経営学修士号を取得する。
司法試験に合格して、国際法律事務所に就職する。
法律コンサルタントとして来日し、東京都に居住する。
1983年テレビ番組「世界まるごとHOWマッチ」にレギュラー出演する。
人気タレントとなり、バラエティ、ドラマ、CM,映画、講演などで活躍をする。
現在複数企業の経営者など多岐にわたって活躍している。
著書には「不死鳥の国ニッポン」(日新報道)、「我が子を国際人にする方法」(近代文芸社)、「日米知ってるつもり大論争」(日本教文社)、「ボクが見た日本国憲法」(PHP研究所)。
本書の目次
まえがき
第一章 W G I Pで失われた日本人の愛国心
第二章 韓国よ、あなた方こそ歴史に学んで恥を知れ
第三章 中国よ「アジア諸国にとっての脅威」はあなた方だ
第四章 わが祖国アメリカよ、いつまで「反日プロパガンダ」を続けるのか
第五章 わが愛する日本よ、そろそろ「洗脳」から解放されよう
おわりに 日本は世界の大国だ
本書からの抜粋
(7頁) まえがき
…様々な国で暮らした経験を持つ友人がいますが、誰もが日本は最高だと言います。
それなのに、日本人はまた同時に、世界で最も不幸な国民でもあると思うのです。それは、皆さんが第二次世界大戦の敗北以来、七十年間も「愛国心」を持つことに罪悪感を抱かされてきたという事実です。このことは本来誇り高い日本人の心を大きく歪めてしまった気がします。
(29頁) 「二十万人の女性を強制連行して性奴隷」は荒唐無稽な作り話
ニ〇一四年八月に、朝日新聞がいわゆる「従軍慰安婦問題」に対する誤報を初めて認めた結果
これまで日本国内のみならず、諸外国でも歴史的真実だと信じられていた、日本軍による朝鮮人女性二十万人強制連行というストーリーがもろくも崩れ去ることになりました。
…私自身も近年まで、従軍慰安婦なるものの強制連行については、「あったのだろう」と何となく信じ込んでいました。…まさか吉田清治なる一人の「職業詐話師」の妄想によって始まり、朝日新聞が無責任に拡散した、すべて嘘を嘘で塗り固められた冤罪話だなどとは、想像すらしていなかったのです。天下の朝日新聞が、そんなことをするわけがないとも思っていました。
(66~67頁)
また、独立後、外貨を稼ぐために在韓米軍のために慰安所を開設したのは、韓国政府でした。
加えて韓国軍は、ベトナム戦争に出兵したとき、…膨大な数のベトナム人女性をレイプしたという事実は…。TBSワシントン支局長の山口敬之氏がアメリカの公文書の中から発見…
…このスクープを発掘した山口支局長は一ヶ月後に左遷されたそうです。…もちろん私は山口さんを断固として支持します。
(170頁)イラク戦争も同じです。あれだけ盛んに「大量破壊兵器がある。」と叫び続けたのに、結局は一つもありませんでした。これは歴史に残る大嘘です。当時の国務長官であったパウエルさんは大量破壊兵器の存在を信じ込んで、それを国際社会に向けて堂々と発信してしまいましたが、後年、「あれは自分の人生で最大の恥だ」と述懐しています。
(173頁) 戦時プロパガンダ映画は無視すべし
…それが実際に何パーセント実話かというところをしっかりと見なければなりません。
それよりもドキュメンタリータッチの映画のほうが…たとえば、日本の捕鯨文化を徹底的に攻撃した映画「ザ・コーヴ」などが良い例です。あの映画などは、日本人は「アンブロークン」以上に怒るんじゃないでしょうか。
(178頁) 尖閣が日本の領土だというのなら、そこは日本人がまず、たとえ独りになっても守り抜くとするのが筋です。それが独立国家というものでしょう。自国の領土を他国の支援がなければ守れないというのは、…PRCに気兼ねして何もできないということ自体、すでに敗北の兆しが見えているわけです。
(88~89頁)チベット侵攻では、何人ぐらいのチベット人が殺害されたのでしょうか。東京大学の元教授の酒井信彦先生の指摘によると、PRCは「一九五〇年代のチベット動乱前後の中国によるチベット侵攻及び併合政策の家庭で、凄まじい虐殺や拷問を働いた結果、人口六〇〇万人といわれていたチベット全域で一二〇万人もの人々を殺害した」のだそうです。
つまり、PRCの武力侵攻によってチベット人は、人口の五分の一が命を落としたわけです。
しかし、これはあくまで一九七〇年代までの話であり、直近三〇年ほどのデーターは含まれていません。こうして土着のチベット人の数を大幅に減らした後、PRCは漢民族を大量に入植させます、
チベット仏教の九九%の寺院を破壊し、僧侶も大量虐殺したと言われていますが、なんという仕打ちかと耳を塞ぎたくなります。
……
さて、ウイグル(東トルキスタン)はもともとイスラム教徒の国であり、漢民族のPRCとは民族的文化的にまったく別の国です。それにもかかわらずPRCは国共内戦中にこの「新彊=新たな征服地」を武力で制圧し、そのまま支配下に置きました。
……
昨年もラマダンの時期にヤルカンドという町でイスラム教徒の虐殺が行われ、犠牲者数は二〇〇〇人にも上ると言われていますが、日本の大手メディアはこの事件をほとんど採り上げませんでした。
(176頁)もう一つ、第九条に良い点があると思ったのは、軍事強国になりうる日本が本格的な再軍備を行わなければ中華人民共和国(PRC)も軍拡をする必要がないだろうと考えたからです。でも、その結果どうなったか。当時と今では時代環境が変わってしまい、PRCは日本からのODAで国内インフラを整備する一方、浮いたお金で凄まじい軍拡をおこないました。尖閣諸島で挑発され、小笠原でも好き放題やられ、国際社会では嘘ばかりのロビー活動で貶められているのに何も手を出せないという、サンドバッグ状態になってしまったわけです。
(179頁)ルーズベルトの意向もあって、アメリカは戦前から、日本が二度と歯向かわないようにとの方針で
占領政策を立案しました。そして、当の日本では、GHQを通じたアメリカの占領政策が大成功してしまったわけです。
(213頁)このように、多くの日本人は世界中から好かれています。一方ロサンゼルス暴動のときには、スラム街に住む多くの黒人たちが韓国人の商店を襲いました。日頃から韓国人に下に見られ、バカにされていることに対し、怒りを持っていたわけです。
また、反中国人暴動なども、南太平洋からアフリカにかけてあちこちで起こっています。
しかし日本人がそうした攻撃に逢ったということはほとんど聞きませんし、アメリカではあり得ないです。ね。ブラジルでも日系人は非常に尊敬されています。
(219頁)もし憲法改正が実現し、日本が本当の意味で平和ボケから脱することができれば日本人は初めて国際社会の中で堂々たる地位を築くことになるのでしょう。日本人のことですから、健全な愛国心と自信さえ持てば、…
コメント
アマゾンレビュー
米国人で弁護士である著者の日本に対する評価は大変興味深く、読まさせていただきました。
ルーズベルト大統領はアメリカではもっとも人気がある大統領と認識していましたが、謀略が過ぎて目が点になりました。当時の日本が彼に屈辱的な対応をしたとも思えないので、ここまで日本を毛嫌いする理由がよくわからないのですが、これが人種差別と言うものかと感じました。
ケント・ギルバート、櫻井よしこ、百田尚樹、が大好きです!って言ったら「右側」とか言われそうですが、日本が好きなだけで。
読んでいくと「心当たりがある」「そーだったのか」知ってはいましたが改めて勉強し直しです。
ケント・ギルバートさんの本は初めての人でも読みやすいと思います。ジョークもブラックで笑えますW
アメリカ人で親日家の彼がここまで日本の事を心配して書いている本なので是非とも多くの人に読んで欲しい。日本再認識できる本です。
紀伊国屋レビュー
「まだGHQの洗脳に縛られている日本人 」WGIP- war guilt information program. 戦後GHQの行った日本人洗脳プログラムについて真面目に細かく解説した本。マスコミから政界まで、同じ日本人でありながら、ここまで洗脳側の人間が今尚いるのは驚きだ。
現在の腑抜けな日本はGHQによるWG IP(日本人に戦争の責任・罪を自覚させるための情報統制)のなせる技と 思っていたが、GHQが居なくなったサンフランシスコ講和条件締結後の日本のマスコミと教育会の影響が大きく出ている。更にその呪縛から解き放たれるためには、恐れることなく愛国心を持ち表明すれば良いと説いている。外国人に教えられなければ分からない程に不甲斐ない社会にさせられている。
楽天レビュー
今の日本人にはどれだけ目覚めたでしょうか?長らく平和だったし、今後もそうであってほしいと願いつつ、同じアジア国でありながら、人格も全然違う中韓には、懸命に日本人として対応してきた。これだけ与えつつ、悔い改めない国には、愛を与えた次は、ムチを打つべき。または見放す時期にきていると思っていい。日本人としての一声で、どれだけの侍ができるか、密かに楽しみではある。日本人として日本国を守るべき、その意味は日本国だけではない。身近で言えば、家族にも繋がります。君が代、復活の時。
著者はアメリカと日本についても詳しく研究されており、学校教育で教えられた嘘が具体的に解明でき、戦後から現在までの新聞、メディア、日教組等色々な真実を学ぶことが出来ました。子供には必ず読ませたい1冊です。
まとめ
・日本人が戦後どのように洗脳されてきたのか、事実をもとに分かりやすく解説している。
・この本はぜひ読まなくてはいけない。日本の戦後教育が歪められて、教えられていたことを早く目覚まさなくてはいけない。
・日本人以上に日本のことを正しく理解している著者だ。我々日本人は彼の警告をしっかりと受け止めなくてはいけない。
知り合いのお祖父さんに聞いたのですが、彼の母親はセレブで、終戦を中国大陸山東省青島で迎えました。中国人に家が襲われることもなく、彼女の父は中国人に対してひどいことをしていなかった証明になります。ただ、彼女が二階から眺めていると、中国人の群衆が日本の特攻警察官に対し、棍棒をもって、追っかけまわしているのを見たという。