大谷翔平が昨年11月に「グローバル・アンバサダー」に就任し、7月から日本国内のCMも放映されていた米暗号資産取引所大手のFTXが破綻しました。
大手仮想通貨取引所のバイナンスが、FTXを買収することで合意したと、先日報じられましたが、結局破談となりました。
さらに、信用不安で、資金繰りが悪化し、約300のグループ会社も破産法適用を申し立てたようです。
FTX破綻影響について日本にはどれだけの影響があるでしょうか?また広告塔となっていた大谷翔平についての影響も見てゆきます。

FTX破綻影響は?日本は?
FTX破綻影響について、日本はどうでしょう?
米証券取引委員会のトップが、FTXが危機に陥ったことを受けて、投資家に警告したように、暗号通貨取引所にデジタル資産を預けた消費者は、「彼らが倒産した場合は、破産裁判所の列に並ぶしかない」、投資家の資金は戻ってこないことがほぼ確実となっています。
バイナンスの買収案でも、FTX JPは含まれないとされたように、FTX JPは、日本の法律準拠により消費者資金は保護されるようです。出金を再開したとの情報もあります。
ただ、FTXの倒産とは直接関係はありませんが、11日付の、FTX JPのHPには、関東財務局より資金決済に関する法律第第63条の17第1項及び第63条の16、ならびに金融商品取引法第52条第1項、同法第56条の3及び同法第51条に基づく業務停止命令(期間はいずれも11月10日から12月9日まで)を受けたとのことですので、状況は流動的です。
・新規口座開設の停止
・現物取引の停止
資産価値は大幅に下落し、今後どうなるかわかりませんので、出金できるうちに出金しておいた方がダメージが少なそうです。
FTX JPを通さず直接米国に投資していた場合は、あきらめるしかありません。
FTXの破綻は、暗号通貨市場全体に打撃を与え、ビットコインとイーサの価格は今週18%と21%の下落、コインベースの株価も23%急落するなど、暗号資産全般が下落しています。
今後これが回復して暗号資産取引が活気を取り戻すかは今のところ見通せません。
広告塔・大谷翔平への影響はある?
大谷翔平は昨年11月にFTXと長期契約を結び、「グローバル・アンバサダー」に就任しました。“MLBの顔”として米国内のCMや日本国内のCMに出演していました。
FTXからは報酬の全てを仮想通貨などで受け取ると発表されていましたのでFTXのトークンFTTで受け取っていたとすれば、価値0となったと思われます。
もっとも、10月28日に公表された2022年MLBのスポンサー契約のデータでは、大谷翔平投手が最多記録となる17社とパートナーやスポンサーなどの広告契約を結んでいるとのことですので、個人的な金銭的損失は取るに足らないものと想像されます。
ただ、大谷翔平のイメージで、FTXに投資した日本人も多いはずで、イメージダウンは、あり得ると思います。
大谷翔平も今後契約相手会社をより選定すると思います。
訴訟社会の米国で、損失した側に、訴えられる可能も無きにしも非ずですが、大谷翔平以外に、NBAウォリアーズのステフィン・カリーやNFLバッカニアーズのQBブレイディらもFTXのアンバサダーに就任しており、大谷翔平だけが矢面に立つことはないと予想されます。
とはいえ、日本の投資家への倫理的な面での責任は残るかもしれません。

日本人トレーダーの阿鼻叫喚まとめ


これぞ、本物の阿鼻叫喚。



まとめ
わかりやすくまとめると
- FTX破綻による日本での影響についてまとめた
- 広告塔としての大谷翔平への影響はあるが、大きくはないと思われる
- 日本人トレーダーのFTX破綻のショックの声を聞いた

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