平成の名著 有働由美子著 「ウドウロク」(有働録)

文章に気負いがなく、包み隠さず、元NHKメインキャスターの有働由美子さんのすべてを披露する。
読み始めから、好感度抜群で、読み手に対する優しささえ、感じ取ることができる。

有働由美子著 「ウドウロク」 2014年 初版 株式会社 新潮社

著者プロフィール

有働由美子
1969年3月22日に鹿児島県日置郡伊集院町に生まれる。
兵庫県、大阪府で育つ。
大阪府北野高校卒業
神戸女学院文学部総合文化学科卒業
剣道2段
酒好き
・1991年4月にNHKに入局。
・2001年に紅白の紅組を担当する。
・2004年から「NHKニュース10」のメインニュースキャスターを務める。
・2007年にアメリカに転勤。
・2008年に管理職に昇格する。
・2010年に「あさイチ」の初代キャスターを務める。
・2012年~2015年 紅白の総合司会を務める。
・2018年3月にNHKを退職する。
・2018年10月に日本テレビの「news zero」のメインキャスターに就任する。

本書の目次

1. いろんな人から、いろんなことを言われました
2. 一生懸命生きてきました、ええ、仕事に
3. 酒がなかったら、この人がいなかったら……
4. 黒ウドウ
5. 白ウドウ

本書からの抜粋

(73頁) 指定された局内の個室にいくと、何人かの偉い人たちがいた。
「今年の紅白歌合戦の司会をしていただきます」
まずは喜びより先に、お咎めでなかった☆
がしかし、ええ!?私が紅白の司会者!?!?と、コントのようなリアクションになる。

(190頁) 太った時の気持ちは、太ったことのある人でしかわからない。恋愛はおろか、仕事の失敗、人間関係のほころびまで、太っているからだと思い込む。太る体質に産んだ親を恨み、胃下垂で痩せている友人をうらやみ、最後は美味しいケーキを作る職人を恨んだ。

(222頁) 美人でもなく、モデルな体形なわけでもなく、すごく頭が良いわけでもなく、特に優れた才能や特技も持ち合わせていない。私のようなフツーの輩は、「嫌われてもいい」訳がない。特に際立ってモテたり好かれたりしようなどという大それた欲望はとうの昔に捨てているけれど…

コメント

(読書メーター)
テレビで見ている有働さんのイメージそのままだった。文章も読みやすく、同世代として考えさせられることも多々あった。

気取らない感じが好きで、ニュース番組を見たりしてますが、このエッセイは面白い!さくらももこ以来、声を上げて笑いました!有働さん、エッセイストにも向いてるかも? でも、ニューヨーク勤務の時に、英語で苦労されて、すごく努力されたくだりには感動?しました。

驚いた。わたしはこれを書いた有働さんと同じ年頃。テレビ局で働いている友人がよく言っていることとそっくり。彼女に薦めよう。あんな風に活躍している有働さんが、こんな風にもやもやしたり泣いたり苦労したりしているなんて。NHK時代はあまり知らなくて、ZEROを視ていて彼女を知りたくなって読んだんだけど、またファンになった!
https://bookmeter.com/books/8315796

まとめ

・NHKの1時代を築いたメインキャスター有働由美子さんですが、気負いもなく、驕りもなく、やはり素敵なキャラだったのだと、本書は教えてくれます。
・「読者レビュー」では470件も投稿があり、いかに愛されているアナウンサーかがわかります。
・NHKの人気アナウンサーとし一世を風靡した有働由美子さん、彼女の素のまんまを語りつくした本書の読後感は、彼女の性格通りにさわやかでさえあります。

タイトルとURLをコピーしました